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柏が電光石火、オルンガ&クリス得点。日本代表GK中村航輔が担架で運ばれ交代に…ちばぎんカップ

ちばぎんカップに臨んだ柏レイソルの選手たち。写真:石田達也/(C)Tatsuya ISHIDA

千葉も守備を立て直し粘り強く対応。後半はスコアレス。

[ちばぎんカップ] 千葉 0-2 柏/2020年2月9日/フクダ電子アリーナ

 千葉県をホームタウンにするJ2リーグのジェフユナイテッド市原・千葉とJ1リーグに復帰した柏レイソルが対戦する「ちばぎんカップ」がフクダ電子アリーナで行われ、柏がオルンガ、クリスティアーノと助っ人コンビによるゴールで、2-0の勝利を収めた。

 両チームともに2月22日と23日の開幕を見据えて、現時点のベストメンバーと言って過言ではない顔触れが先発に名を連ねた。すると開始7分、江坂任の浮き球のパスにケニア代表オルンガが合わせて、いきなり先制に成功する。

 さらに11分、ゴールライン際でボールをキープしたクリスティアーノがDFふたりを抜き去ってシュートを叩き込む。助っ人コンビの活躍で、瞬く間にリードを2点に広げてみせた。

 しかし、ここからユン・ジョンファン監督が就任した千葉は守備を修正し、粘りを見せる。

 江坂や瀬川祐輔の素早いプレスからの柏のアタックに苦しみながらも、新井一耀、チャン・ミンギュを中心とした千葉の守備陣がゴールを割らせない。

 ハーフタイム、千葉のユン・ジョンファン監督は「パスを出したら動くこと。早くサポートすること。自分たちのリズムを作っていこう」「自信を持ってプレーしよう。もっとやれる」「45分あきらめずトライしていこう!」と指示。一方、柏のネルシーニョ監督は「前半は戦術的によくできていたが、もっとじっくりボールを動かしていくこと」「動き出しを増やすこと」を選手たちに要求した。

 後半途中、千葉はジュビロ磐田を退団したあとテスト生から契約を勝ち取った川又堅碁、そして柏はV・ファーレン長崎から加入した呉屋大翔をオルンガと代えて投入するなど、新戦力も試されていった。

 後半は両チームともに得点がなく、結局、柏が2-0で勝利を収めた。

 しかし試合終盤、柏の日本代表GK中村航輔がピッチに倒れ込み担架で運び出されるアクシデントに見舞われている。筋肉系のトラブルと見られる。代わってキム・スンギュがゴールマウスに入った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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