久保建英獲得に尽力、マジョルカCEOが解任!最下位タイの成績低迷のため
(左から)モランゴCEO、久保建英、コールバーグ会長。(C)RCD_MALLORCA
役員会で決議。マーケティング面の貢献度は高かったものの…。
スペイン1部リーグ、RCDマジョルカの理事会が2月11日に開かれ、クラブトップチーム運営の責任者であるスイス出身のアメリカ人のマヘタ・モランゴCEOを解任した。クラブが公式サイトで、アンディー・コールバーグ会長の声明とともに発表した。
コールバーグ会長はモランゴCEOのリーダーシップと溢れる情熱に感謝するとともに、新たなマーケティングプロモーションのパートナー確立、育成部門の環境充実などを果たした手腕を評価している。一方、トップチームの成績に結びつかずにいることから、今回の決定に至った。
当面はアルフォンソ・ディアス氏が、商業・運営面の暫定的なCEOの役目を担うそうだ。
モランゴ氏のもとで、マジョルカは3部から2部昇格、さらに昨季2部リーグのプレーオフを制して、2019-202シーズン、6年ぶりの1部昇格を果たすことに成功しした。このオフには、レアル・マドリードから久保建英のレンタルでの獲得にも大きく尽力した。
さらに、モランゴ氏は日本でのマジョルカのユニフォーム販売の販路開拓、サッカーゲームのライセンス販売なども実現させていた。
昨年8月に久保の加入が決定した際、モランゴ氏は「彼が私たちのプロジェクトに懸けてくれたことに感謝しています。多くのことをチームにもたらしてくれるはずです。まだ18歳で加入したばかり。ゆっくり新たな環境に順応していく必要があります。ここにはスター選手はいませんが、久保にも戦力の一人となって(パドルとなって)チームに貢献してもらいたいです」と、期待を寄せていた。
マジョルカは直近の最下位RCDエスパニョールとのアウェーでの対戦で0-1と敗れ、5勝3分15敗(22得点・39失点)の勝点18で18位に。19位のCDレガネス、最下位エスパニョールと勝点で並ばれてしまった。久保のリーグ戦の成績は20試合1得点・2アシスト。
今週末の15日(日本時間21時)、チームはホームで14位のデポルティーボ・アラベスと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]