スペインで話題「日本時間優先」エイバル対マジョルカ。乾はメンバー外、久保はスタメンか!
マジョルカ久保建英、エイバル乾貴士。(C)RCD_MALLORCA (C)SD_EIBAR
「ジャパニーズダービー」は現地1時キックオフ。しかし誤算も…。
[スペイン1部 27節] エイバル – マジョルカ/2020年3月7日(7日21:00)/エスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーア
スペイン(ラ・リーガ)1部リーグのSDエイバル対RCDマジョルカ戦が現地時間3月7日13時、日本時間の21時から行われる。
『ユーロスポーツ』はこのカードに着目。決してスペインではそこまで注目度の高いカードとは言えないが、ラ・リーガは視聴データをもとに、エイバル乾貴士対マジョルカ久保建英の「ジャパニーズダービー」として、試合開始をあえて日本で視聴しやすい時刻に設定したという。現地での午後1時開始はやや異例だ。
しかし誤算も生じた。
エイバルはこの試合を前にメンバー18人を発表。乾は前節UDレバンテ戦(〇3-0)に続いて、2試合連続でベンチ外となることが決まったのだ。
一方、マジョルカの遠征メンバーに久保は入っていて、3試合連続でのスタメン出場の期待がかかる。また、このほどフリートランスファーとして加入した31歳の韓国代表MFキ・ソンヨンもこの遠征に帯同している。
2部リーグではレアル・サラゴサに香川真司、SDウエスカに岡崎慎司が加入、デポルティーボ・ラ・コルーニャに日本代表MF柴崎岳が移籍し、スペインへの日本人の関心はさらに高まった。スペインは今や海外で最も日本人選手がプレーするリーグに。ラ・リーガとしては、このエイバル対マジョルカを、さらに日本人ファンを増やすための大切な試合と位置付けている。
現在エイバルは7勝6分12敗(25得点・37失点)の勝点27で16位、一方、マジョルカは6勝4分16敗(26得点・43失点)の勝点22で2部降格圏の18位。勝点は「3差」だ。エイバルが勝てば1部残留へ大きく前進し、マジョルカはアウェーでの今季初勝利を狙い、勝てばエイバルと勝点2差に詰め寄る。
久保はこれまでリーグ23試合・2得点・3アシスト、乾は同19試合・1得点・4アシストを記録。
乾の不在は確かに残念ではあるが、残留を懸けた「6ポイントマッチ」。熱い戦いが期待される。
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[文:サカノワ編集グループ]