ドイツが報じた田嶋会長の新型コロナ感染「障害多い東京五輪」

日本サッカー協会の田嶋幸三会長。(C)SAKANOWA

日本オリンピック委員会の”副会長”の立場が強調される。

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が3月17日、新型コロナウイルスの検査で「陽性」と診断されたことを受けて、海外のメディアもこのニュースを一斉に報じている。

 田嶋会長はドイツのケルン体育大学で指導者ライセンスを取得しているが、ドイツ語圏でもこの話題は大きく取り上げられている。今回は「日本サッカー協会会長」よりも「日本オリンピック委員会(JOC)副会長」として、東京オリンピックと関連付けられている。

 ドイツメディア『シュポルツ・ブッツァー』は、「新型コロナウイルスの感染拡大によって、東京五輪がこの夏に開催されるべきかどうか、現在、綿密に議論されている」としたうえで、今回の田嶋氏の感染について、「その議論の最中にJOCの田嶋副委員長が感染した」と報じる。

 さらに「何かと障害が多く東京五輪はその話題で持ち切りだが」としたうえで、JOCの副会長である田嶋氏の感染も開催に向けて何かしらの影響を及ぼしそうだという。

 そして、これまで安倍晋三首相や国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(ドイツ人)が7月に計画通り開催することを強調してきたものの、最近になって、バッハ会長が「WHO(世界保健機関)の判断に従う」などそのコメントが変化したことにも触れている。

 日本のサッカー界以上に、東京五輪の中枢がこの世界的に拡散を続けるウイルスに倒れた――。ちょうどEURO202が1年後に延期されたタイミングとあって、東京五輪の開催の行方に注目している。

 田嶋会長は2月28日に北アイルランドのベルファストで国際サッカー評議会 (IFAB)の年次総会、3月2日に女子ワールドカップ(W杯)招致のプレゼンテーションのためオランダでの欧州サッカー連盟(UEFA)の理事会に参加。さらに、アメリカに渡り、3月5日に「SheBelieves Cup」を視察し、翌6日は女子W杯の招致活動のためニューヨークを訪問。帰国後はJFAの理事会に出席していた。なおUEFAの総会に出席していた二人も新型コロナウイルスで陽性と診断されている。

関連記事:新型コロナ感染、田嶋会長がコメント。UEFA総会でクラスター発生か?

[文:サカノワ編集グループ]

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