田嶋幸三会長が経緯説明◎ジャマイカ代表はオランダと米国から10人ずつ出発予定◎欧州組8人の「陰性証明」が日本政府の要式に合致せず◎チャーター機も検討◎日本代表戦の中止決定。一方で…
日本サッカー協会の田嶋幸三会長が、日本代表のジャマイカ戦の中止、U-24代表戦の開催決定について経緯を説明した。協力:日本サッカー協会
森保監督、横内コーチ、反町技術委員長、選手で万が一の場合について協議。そこでU-24代表戦が浮上。
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が6月1日にオンラインによる記者会見を行い、3日に予定されていたキリンチャレンジカップ日本代表(SAMURAI BLUE)対 ジャマイカ代表戦の中止、それに伴い、日本代表対U-24日本代表戦を開催が決定したことについて、その経緯を説明した。
田嶋会長によると、ジャマイカ代表はアメリカ、ヨーロッパ(オランダ・アムステルダム)の空港から10人ずつが出発し、試合3日前となる5月31日に日本に到着するスケジュールだった。そのうちアメリカ組の10人は31日付けで成田に到着している。
しかしヨーロッパ組は準備した「陰性証明」が、日本政府の様式に則った検査・内容に合致しなかったと見られ、選手10人中8人が出発のカウンターで渡航拒否を受けた。そのため10人全員が足止めを食らうこととなった。
JFAはチャーター機の手配など、ジャマイカの選手たちに31日までに来てもらおうと策を講じた。しかしチャーター機の様々な条件が航空会社、空港などと合致せず。またPCRの再検査も必要で間に合わないと分かったため、この10選手の入国を断念。JFAは3日の試合中止を決めた。
その間、31日13時頃から、日本代表の森保一監督、横内昭展コーチ、JFAの反町康治技術委員長、日本代表の選手たちは、万が一ジャマイカ代表が間に合わなかった時について協議。そこで日本代表と今回27人とラージグループで呼んでいるU-24日本代表による試合開催について浮上。最悪の場合には開催が実現できるように準備することとした。そして中止決定に。各クラブの了解も得たことで、開催の発表に至った。
日本代表対U-24代表の試合概要は次の通り。
◆日時
6 月3 日(木)19:30 キックオフ(予定)
◆対戦カード
日本代表 対 U-24日本代表
◆会場
北海道/札幌ドーム
◆主催
公益財団法人日本サッカー協会
◆主管
公益財団法人北海道サッカー協会
◆日本代表オフィシャルパートナー
キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社
◆日本代表オフィシャルサプライヤー
アディダス ジャパン株式会社
◆テレビ放送
TBS 系列にて全国生中継
・新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策を行った上での開催となる。
・開催地域のイベント開催制限に則り、無観客試合として開催される。
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[文:サカノワ編集グループ]