【スペイン戦】スタメン予想、酒井と板倉復帰。久保5戦連続、FWは上田が有力。前田や三笘の「奇襲」抜擢も!?。東京五輪サッカー準決勝へ日本代表
東京五輪サッカー男子・準決勝、日本対スペイン戦、日本のスタメン予想。(C)SAKANOA
左MFは相馬が“リード”しているが読めず。スペインは二人負傷離脱。
[東京五輪 準決勝] 日本 – スペイン/2021年8月3日20:00/埼玉スタジアム2002
東京オリンピックのサッカー男子・準決勝、日本代表が8月3日、埼玉スタジアムでスペイン代表と対戦する。勝てば銀メダル以上が確定する一戦、大会直前の強化試合でも顔を合わせていて、両者は1-1で引き分けている。
日本のスタメンを予想したい。
まず対するスペインはコートジボワール戦、90+1分に1-2と突き放されながら、まさに崖っぷちの土壇場90+3分に相手ミスを突いて同点に。そして延長戦に3ゴールを奪う地力の差を見せつけ、5-2で勝ち上がった。
スペインは日本戦での出場停止はなし。ただし、レアル・マドリードからオーバーエイジで招集されたダニ・セバージョス、そしてFCバルセロナのオスカル・ミンゲサが負傷離脱している。
一方、日本もニュージーランドとの120分+PK戦(0-0、PK4-2で勝利)の激闘から中2日で迎える。
冨安健洋が累積警告により出られず、逆に酒井宏樹が出場停止明けで戦列に復帰する。冨安の代わりには、グループステージの1・2戦で先発した板倉滉が入ることになるだろう。
吉田麻也、遠藤航、田中碧、そして堂安律、久保建英は、コンディションさえ問題なければスタメン出場となる。いずれも中2日での5試合目(その前の親善試合2試合にも田中以外はスタメン出場)。いかに自身と周囲を奮い立たせられるかもポイントになる。
センターフォワードは、順当にいけばフランス戦のみ先発している上田綺世だろう。負傷明けでありまだコンディションに問題があるならば途中出場もあり得る。ただ今大会は交代でピッチに立つと、周囲と噛み合うまで時間がかかり、力を発揮できずにいる。90分ピッチに立てば必ず1回はビッグチャンスを作り出せるのもこのエースストライカーの強みと言える。
また4試合中3試合に先発してきた林大地にも疲れが見られる。もしかするとスペインの徹底した地上戦とその背後のスペース攻略へ、日本のスピードスター前田大然が先発抜擢されることもあるか。森保一監督の判断はいかに――。
左MFは相馬勇紀が“リード”しているものの、誰が出ても不思議はない。同じく途中出場から持ち味を出せずにいる三笘薫の起用法も注目点。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦していた彼は大会前のスペイン戦に出場していない(上田、旗手怜央らも)。スペインに揺さぶりをかけるならば、あまりデータのない三笘抜擢も? と見せかけて、左サイドに前田を配置する奇襲も面白いか。
ニュージーランド戦は交代選手のカードを切るたび、ことごとくバランスが悪くなってしまった(迫力を欠いていった)。そのあたりの采配や起用法について、森保監督がどのように軌道修正してくるか。今回はその「一手」が勝敗にも直結してきそうだ。
なおフル代表でのFIFAランキングはスペインが6位、日本が28位だ。
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[文:サカノワ編集グループ]