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エメリ監督が久保建英の起用法に言及「右サイドが良い」。ビジャレアルはバルサに大敗

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

中2日の次節アラベス戦、新天地での初先発の可能性も。

[スペイン1部] バルセロナ 4-0 ビジャレアル/2020年9月27日/カンプ・ノウ

 スペイン1部リーグ、ビジャレアルCFはアウェーでFCバルセロナにリオネル・メッシのPKによる今季初ゴールなど0-4の大敗を喫した。今季初黒星で、リーグ通算1勝1分1敗。久保建英は0-4で迎えた74分にサムエル・チュクウェゼと代わって右MFでプレーし、攻撃のアクセントを与えた。

 ビジャレアルのウナイ・エメリ監督は試合後の記者会見で、前半だけで4失点を喫しての完敗に、「前半45分間の責任は私が取ります。我々は多くの熱意を持って(アウェーの地に)来ましたが、失望と悔しさを持って帰ることになりました。しかし、我々はできるだけ早く立ち上がらなければなりません」と悔やんだ。

 また、久保について質問を受けると、長い時間をかけて次のように答えた。

「タケは進歩しています。プレシーズンから多くの役割を果たし、最近は後半から試合に入り、すべてのゲームで彼は貢献しています。これまで三つの異なるポジションでプレーするように彼と話してきましたが、右が少し良いですね。より快適にプレーし、進入できています。それは私たちが彼に望んでいたことです」

 そのように指揮官は「右MF」が、19歳の日本代表レフティが一番生きるポジションではないかと感じているという。また、今後の先発起用の可能性についても触れる。

「エリア内に入り、相手選手と対峙し、そこで一旦止まるのか、仕掛けるのか。また状況に応じて、内側や外側を活用する。今日はそれが上手く行っていました。タケはよくやったと思います。彼がスタートから出られるように、ステップを踏むことも大切で、その機会はきっと来るでしょう。出場時間を積み重ね、組み合わせについても見てきています。タケは一歩ずつステップを踏み、次の試合に向けたお墨付きを得てきました」

 加えて指揮官は、久保自身のトライを見守ることの大切さも強調していた。

「私はすべての選手に対し、最高のポジションでプレーし、また貢献することを期待しています。彼はその要求に応えています。前回のホームゲームでは、2回エリアに侵入しましたが、シュートで終える必要がありました。彼にその先を探させてあげましょう。彼のパートナーとともに。最終的に、私たちも彼と一緒に探しているものを見つけることになりますから」

 ビジャレアルは中2日の9月30日(10月1日)、ホームでデポルティーボ・アラベスと対戦する。久保の今季初先発もあり得そうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]