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カバーニの神戸移籍は「ウソ」。フランス発信元が種明かし

2018年にウルグアイ代表として来日したカバーニ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

エイプリルフールのネタで事実無根。「罠に陥った日本メディアに謝罪します。しかし…」

 フランスメディア『Lucarne Opposée』は4月2日、前日にウェブで報じた「カバーニがヴィッセル神戸に移籍か?」という記事について、エイプリルフールのウソであったと明かした。

 ちょうどウルグアイ代表のエースでもあるエディンソン・カバーニ自身のパリ・サンジェルマンとの契約問題やボカ・ジュニオルス行きなど去就が注目され、しかもヴィッセル神戸も新型コロナウイルスの感染者発覚により非常に追い込まれた状況下のなかでの一報となった。タイミング的には、エイプリルフールの笑えるウソというよりも「フェイク」と言っても過言ではなかっただろう。

『Lucarne Opposée』はツイッター(@LucarneOpposee)で、この記事を取り上げた日本メディアのスクリーンショットを並べて掲載。こうしたネタをさらに掲載してほしければ(止めてほしくても)とリンク先で寄付を募り、そのあとのツイートで、これがウソのネタであったと明かした。

 同メディアは「罠に陥った日本のメディアの皆さまに謝罪します」と事実を告白。その一方で、ウルグアイメディアからの引用とした部分について、そのサイトを確認すればウソであると分かったはずと種明かしをしている。

 カバーニは2018年の親善試合で来日し、昨年のブラジルで開催されたコパ・アメリカでも対戦するなど、確かに日本とのつながりはあり、その豪快かつ魅力的なプレーとともに、紳士然とした振る舞いも知られてきた。それだけに、日本でのプレーに期待を膨らませたファンも少なくなかったが……。さすがにここまで度が過ぎると、笑えないネタになってしまったと言えそうだ。

 33歳のストライカーは今季フランスリーグで、14試合・4得点・2アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ3試合・1得点を記録している。いつか、本当にJリーグでプレーする日は来るか?

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[文:サカノワ編集グループ]

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