Jリーグの日程「白紙」、大分の榎徹が声明「クラブの経営環境は一層厳しくなるが、一丸となって乗り越える」
大分トリニータのサポーター。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
スケジュールなどは今後の新型コロナウイルス感染の推移を見たあと再検討へ。
Jリーグの緊急実行委員会が4月3日に行われ、村井満チェアマンはメディアブリーフィングで「目標としていた(J1リーグは5月9日)開幕・再開の日程を白紙に戻す」、「詳細は日程プロジェクトで検討する」と発表した。それを受けて、大分トリニータの運営会社である大分フットボールクラブの榎徹社長は以下のように声明を発表した。クラブは「県民・国民、企業、行政のみなさまのご助力をいただき、クラブ一同団結し、チームスローガン同様に 不撓不屈の精神でこの苦難を乗り越えていく所存でございます。何卒ご協力のほど宜しくお願いいたします」と呼び掛けている。
現在は日本国内でのコロナウイルスの感染拡大が急速に進んでおり、Jリーグとしては、その推移を見守り、例えば全国的に明らかなピークアウト(患者数の増加数が減少に転じるなど)を迎えるなど、先を見据えられる状況になったあと、検討に入ることになる。
とはいえ感染病は第2、第3の波も訪れ、予断の許さない状況が続く。最短で6月以降を目指すものの、今は、再開時期はなんとも言えない段階と言える。
[榎徹社長のコメント]
J リーグの再開日程を白紙に戻す(最低でも1か月ほど遅らせる)ことが決定しました。 気持ちとしては、残念です。
しかしながら、(新型コロナウイルスの)感染者は増え続けており、選手、観客も含めて誰もが感染する可能性があることを考えると、また、J クラブが公的存在でもあり、社会の理解を得ていく必要があることを考えると、妥当な決断だと思います。
一方で、クラブの経営環境は一層厳しくなってきます。クラブ一丸となって、この危機的状況を乗り越えてまいります。
大分トリニータは皆様とともに成長していくクラブです。昭和電工ドーム大分において、笑顔で皆様と会える日を心から楽しみにしています。
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[文:サカノワ編集グループ]