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ルヴァン杯決勝「2万人」動員予定。政府と協議「ワクチン検査パッケージ」を活用

(C)SAKANOWA

上限1万人+検査パッケージ1万人。

 Jリーグ実行委員会が10月4日に実施され、その会議後に村井満チェアマンをはじめ各担当者によるオンラインのメディアブリーフィングが行われた。

 そのなかで、ワクチンの2回接種済証あるいは検査の陰性証明を組み合わせる「ワクチン・検査パッケージ」を活用したスタジアムへの動員について説明があった。Jリーグは政府と協議を繰り返してきた結果、10月に各会場で実証を実施。そして30日に埼玉スタジアムで開催されるルヴァンカップ決勝について、大規模イベントの上限人数1万人に加え、同パッケージ対象者1万人の計2万人動員を予定していると報告した。

 政府による緊急事態宣言やまん延防止など重点措置が解消されたなか、10月のJリーグ公式戦は、会場の半数あるいは上限1万人の少ないほうで開催されていく。さらに実証検証の会場では、プラスアルファで「同パッケージ」の対象である観客を動員していく。まず10月6日のルヴァンカップ準決勝の名古屋グランパス対FC東京戦では、プラス1800人で実施。まず運営上の課題・問題点などを探る。

 さらに10月の各地の公式戦で、次第に人数を増やすなど対応。そして10月30日に埼玉スタジアムで開催されるルヴァンカップ決勝では同パッケージにより1万人を追加し、計2万人での動員を計画している。

 11月以降の大規模イベント開催の制限などについて、今後の感染症の動向にもよるため、政府方針はまだ発表されていない。Jリーグとしては、そこから100パーセントに近い動員を目指していきたい方針だ。

 Jリーグの村井満チェアマンは「(各クラブとの共有について)まず運営上の確認し、そこから段階的に席数を増やしていきたい。ステップバイステップでいきましょうと申し合わせました」と語った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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