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【日本代表】ザッケローニ元監督が垣根を越えた「団結」を呼び掛ける「再び素晴らしい世界を取り戻すため」

日本代表監督時代のアルベルト・ザッケローニ氏。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「イタリアでも1か月以上にわたって人々が家に留まる努力を続けた結果、少しずつ光が見えてきているように感じています」

 日本サッカー協会( JFA )は4月8日、アルベルト・ザッケローニ元日本代表から「親愛なる日本の皆さん」に向けて届いたメッセージを公開した。

 2010年8月(就任発表)から2014年6月のブラジル・ワールドカップ(W杯)まで日本代表を率いたザックは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、イタリアの「少しずつ光が見えてきた」状況を伝えるとともに、次のように、国境の隔てを越えて、ともにこの危機を乗り越えようと呼び掛けている。

「親愛なる日本の皆さんへ

 今、世界中が大きな不安に包まれています。

 新型コロナウイルスの蔓延を防ぐために、日本の皆さんも多くの努力と犠牲の上に責任のある行動が求められていると思います。日常生活で習慣にしていることを我慢したり、自由な行動が制限されたりすることもしばらくの間求められますが、それは再び素晴らしい世界を取り戻すために必要なことだと思います。

 私の第二の故郷である日本には、困難に打ち勝つために自己犠牲を払い、他人を思いやって行動できる多くの人たちがいることを知っています。皆さんもご存じのとおり、イタリアでもこの新しいウイルスとの戦いが続いています 。

 自分自身、愛する家族や友人、多くの人々の健康を守るためにできることは、私たちが家に留まることです。まだまだ厳しい状況ですが、イタリアでも1か月以上にわたって人々が家に留まる努力を続けた結果、少しずつ光が見えてきているように感じています。

 再び素晴らしい世界を取り戻すという同じ目標に向かって、一致団結して共に頑張っていきましょう。

 アルベルト・ザッケローニ stay@home」

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[文:サカノワ編集グループ]

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