久保建英退団のマジョルカなど監督「玉突き人事」が発生
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ルイス・ガルシア監督が就任、モレノ前監督はエスパニョールへ。
日本代表MF久保建英が2019-20シーズンに在籍したRCDマジョルカは8月6日、ルイス・ガルシア新監督が就任することを発表した。ビセンテ・モレノ前監督はRCDエスパニョールの監督に就くことも前日に決まった。
来季スペイン2部リーグへの降格が決まったチームで監督の“玉突き人事”が発生した。
まず、モレノ前監督はシーズン終盤に噂されていた通り、来季降格するエスパニョールを指揮することが決まった。モレノ氏はマジョルカと複数年契約を結んでいたため、エスパニョールが違約金を支払う形に。
モレノ氏はマジョルカでは、実質3部のセグンダBから1部リーグまでストレートの2シーズンで一気に引き上げ、今季もシーズン終盤まで残留の可能性を残すなど奮闘。その手腕が買われ、エスパニョール復活に向けて白羽の矢が立った。
一方、マジョルカにはルイス・ガルシア監督が就任した。これまでレバンテUD、ヘタフェCF、ビジャレアルCFを率いるなど「スペインサッカーを幅広く知っている経験」が評価されたという。レバンテを1部昇格に導いた手腕の持ち主で、過去に北京人和(元・貴州人和)、最近ではサウジアラビアのアル・シャバブを率いた経験を持つ。1年での1部復帰を目指すための体制が整った。
ちなみにエスパニョールを率いていたフランシスコ・ルフェテ暫定監督は、その座を退いている。
また、久保のレアル・マドリードからマジョルカへのレンタルは1年で終了。一時は1部リーグに残留した場合、マジョルカでプレー続投することもあり得る……と報じられたが、2部降格により、久保の保有権はレアル・マドリードへ戻った。新シーズンに向けて、さらなるステップアップを目指して、今季1部5位のビジャレアルへのレンタル移籍で「合意した」とスペインでは報じられているが、果たして本当に実現するのか――。
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[文:サカノワ編集グループ]