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原口、大迫、長谷部…ブンデスリーガ再開「決定」延期に。メルケル首相の発表待ち

ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

まだ難しい? 専門家は慎重姿勢を崩さず。

 新型コロナウイルスの感染拡大と予防のため現在中断されているドイツ・ブンデスリーガ(DFL)は、5月9日頃の再開に向けて、各チームも練習を再開させている。しかしDFLは4月14日、同17日に予定されていた1部と2部の全36クラブによる総会を23日に延期すると発表した。

 今回の総会で、再開に向けた日程など発表される予定だったが、DFLは「詳細にわたる決定について集中的に詰めるため」と延期の理由を明らかにしている。あくまでも4月30日までのリーグ中断が、現時点で決まっている事項だとも改めてアナウンスしている。

 また、ドイツ専門誌『キッカー』、ドイツ大衆紙『ビルト』は、15日の水曜日にアンゲラ・メルケル首相が連邦政府と今後に向けた話し合いを行い、国民に向けて再びアナウンスをする予定だという。『キッカー』は「この結果が、(サッカー界に)非常に重要な意味を持つだろう」と伝える。

 メルケル首相は当面4月19日まで、1000人以上のイベント、3人以上の集会を禁止するなど、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するための協力を呼び掛けてきた。また、政府と協力するロベルト・コッホ研究所は、ドイツ国内のウイルス感染者数の増加が緩やかに減少してきていることについて、イースター(4月12日)の休みにより検査数が減ったことも影響していて、決して気を抜けるような状況ではないと強調している。

 また『キッカー』によると、DFLのクリスチャン・ザイフェルトCEOは「私たちとしては準備はできている。しかしサッカーが自己中心的だと思われてはいけない」と慎重な姿勢を崩さずにいる一方、無観客試合を開催し放映料を得られないことには、存続の危機に立つクラブも出てくると危機感を募らせているという。

 DFLとしては6月30日までに、2019-2020シーズンの全日程を終えたい考えである。

 これまでヨーロッパでは、ベルギーリーグがすでに全日程終了を宣言。イングランドのプレミアリーグ、スペインリーグは、それぞれの政府が健康に問題がないと決めるまでリーグを再開しないと決めている。また、セリエAは思い切って8月閉幕の日程にして、残り試合を開催できないかどうかも検討している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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