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【名古屋】コロナ中断明け、阿部浩之は連戦大歓迎「練習したくないのでガンガン試合したい」

トヨタスポーツセンターで自主練習を行う名古屋の阿部浩之。ⒸN.G.E.

今季川崎から加入。まさかの事態にも…「もともとネガティブには考えていない。不安はまったくない」。

 J1名古屋グランパスのMF阿部浩之が5月7日、自主トレーニング後にオンラインによるメディア取材に応じて、新型コロナウイルスの感染の影響によってリーグが中断するなかでの心境とともに、今後のスケジュールは白紙であるものの再開に向けた意気込みを語った。

 選手たちの自主トレーニング用にトヨタスポーツセンターが開放されて1週間が経った。阿部は天候やコンディションによって自宅と使い分けながら練習場のピッチを活用。「基本的には一人での練習になるので、やれることは限られていますが、これまでかかわってきた方たちに相談していろいろなメニューを考えながら、またランニングもコンディションを落としすぎないようにして取り組んでいます」と話した。

 現在の状況を受け入れながら、いつか来る再開の日を信じて待つ。川崎フロンターレから今季加入した、名古屋の新ナンバーエイトに焦りや不安はない。

「もともとネガティブには考えていなくて、僕らのみならず日本全体がこのような状況であり、(リーグが)始まればそれなりにやれると思います。今はまずしっかり自粛して、自分がやれることをしたいと思います」

 Jリーグの再開日程は現在「白紙」だ。全国に緊急事態宣言が5月末まで発出されたため、もしもこのまま新型コロナウイルスの感染が収束に向かえば、再開は早くて6月下旬か7月になるか。

「正直、不安はまったくありません。始まれば連戦が続きますけれど、僕個人の意見としては、連戦のほうが好きです。練習したくないので。試合がガンガンあったほうがいい。そういうところは、自分としては、ちょっと楽しみに思っています。今までなかったこと。これだけ連戦が続くと、こうなるんや、という一つの経験になりますし、ネガティブにならず、そうなったらなったで、いろいろ対応できればと思います。(今季は特例でJ2降格がなくなり)同点であれば点を狙いに行くこともあるでしょうし、試合によって状況がどんどん変わると思います。それも正直楽しみにしています」

 阿部はそのように阿部らしく時流にある程度身を委ねて柔軟に対応しながら、まだどうなるかは誰も分からない中断後のステージに立つ日を楽しみにしていた。

オンラインでの取材に応じた阿部浩之。(C)SAKANOWA

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[取材・文:塚越 始]

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