【大分】練習再開!片野坂監督が語った「一番の不安」。真夏のJリーグ連戦になれば…

練習を再開させた大分トリニータ。ソーシャルディスタンスを保って。(C)OITA TRINITA

当面はグループごとに分かれ、段階を踏んで全体練習へ移行。「引き締まった表情」を見せる選手がいる一方、「個人差はあるかなと感じた」。

 J1リーグの大分トリニータは5月19日、大分スポーツクラブ練習場でのトレーニングを再開させた。当面はグループごと(再開初日は4グループ)に時間差で練習し、政府などの発表を受けて、段階を追い全体練習に移行していく予定だ。

 片野坂知宏監督が練習のあと、オンラインによる取材に応じて、練習再開初日の感想と今後に向けた抱負を語った。

 まず、久々に選手の表情を見た指揮官は、次のように振り返った。

「一緒にトレーニングできるのは嬉しく、フレッシュな気持ちでできました。ただ、こうした状況なので、心配なところも少なからずあります。(選手の表情は?)自主トレ期間が長かったこともありますが、そのなかで体を動かしていた選手は非常に引き締まった表情を見せていました。個人差はあるかなと感じました。みんな久々にチームメイトと会い、グラウンドでボールを蹴られることを、すごくポジティブに捉えていました」

 また、ここから段階を踏んでいくなかで、「もう一度、頭を起こさないといけないこともでてくると思う」とも強調。まずしばらくはコンディションを高めることに重点を置き、具体的にリーグの再開日程が決まったあとには逆算しながら、頭と体をフル回転させて戦術を落とし込んでいく意向を示した。

 Jリーグはすでに6月中旬までの中断が決定。再開される場合、夏場の連戦になる可能性が出てきた。片野坂監督はその再開後の過密日程で、やや懸念していることを語った。

「一番自分の中で不安と言いますか、難しくなると感じているのが、試合と試合の間隔が短くなることです。どうしても試合に向けて準備をする、戦術を落とし込む時間が短くなります。そうするとコンディションを万全にすることが優先され、戦術を落とし込むのが難しくなるのではないかなと感じています」

 指揮官は「試合になった時、本当に戦術が落とし込めているのか、狙い通りのゲームができるのかなというのが不安なところです。ミーティングでの選手への伝え方のところでも工夫をしながらやらなければいけないと思います」と想定する。

「本当に熱い中でのゲームが続き、11人のみならずターンオーバーをしたり、フレッシュな選手を使ったり、そういった選手の見極めを大事になってきます。また、そのゲームに対する、いい組み合わせを考えながら、全員で乗り切ることが大切になると思います」

 片野坂監督はそのように、改めてまずトップチーム31人の総力を結集させることが大切だと強調した。

 Jリーグは21日の政府専門家会議後の安倍晋三首相の発表を受けて、22日に「第8回・新型コロナウイルス対策連絡会議」、その後、臨時のJリーグ実行委員会を開催。そこで再開日程について、具体的に話し合われる予定だ。

(C)OITA TRINITA
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オンラインでの取材に応じた大分の片野坂知宏監督。

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[取材・文:塚越始]

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