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東京Vの藤本寛也がポルトガル1部に「期限付き+買取オプション」で移籍か。地元メディアが報じる

東京ヴェルディ時代の藤本寛也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

昨年はU-20W杯に出場。ジル・ヴィセンテFC行きへ「話はとても進んだ段階にある」。

 ポルトガルメディアの『A・BOLA』は5月22日、同国1部リーグのジル・ヴィセンテFCがJ2リーグ東京ヴェルディのMF藤本寛也の獲得を進めていると報じた。記事では「話はとても進んだ段階にある」と伝えている。

 藤本は1999年7月1日生まれ、20歳。山梨県出身、176センチ・67キロのレフティ。東京Vのジュニア、ジュニアユース、ユースと育てられてきた生え抜きだ。トップチームに昇格した2018年、ロティーナ監督(現・セレッソ大阪)のもとでさっそく主力に抜擢され、プロ1年目に25試合(3得点)に出場し、チームを昇格プレーオフに導いた。昨季は16試合に出場している。

 また、U-19日本代表として2018年のインドネシアU-20アジア選手権、さらにU-20日本代表として昨年のポーランドU-20ワールドカップ(W杯)にも出場している。

 記事では、藤本が攻撃的なミッドフィルダーとして、おもに右サイドでプレーしていることを紹介したうえで、「買い取りオプション付きでの1年間の期限付き移籍になりそうだ」と具体的な条件についても記されている。

 ジル・ヴィセンテ(1924年発足)は現在7勝9分8敗(25得点・29失点)の勝点30で10位。ブラジル人のサンドロ・リマが、これまでリーグ3位タイとなる10ゴールを決めている。

 ブラガ県のバルセロスをホームタウンとしていて、ホームスタジアムはエスタディオ・シダーデ・デ・バルセロスで1万2504人収容。藤本がプレーすれば、同クラブでは初めての日本人選手となる。

 同じ東京Vの下部組織出身でもあるFCポルトの中島翔哉との対決も実現するか? 新型コロナウイルスの影響によってサッカー界の今後の見通しがつかずにいるなか、果たして、日本の未来を担う楽しみなタレントは海を渡る決断を下すのか――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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