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フランクフルト2連勝、長谷部誠がコメント「大きな勝利。次勝てば、さらに上が見えてくる」。鎌田大地とともに3戦連続先発

フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ブレーメンの大迫勇也も先発。長谷部はアジア出身のブンデスリーガ最多出場記録に並ぶ。

[ブンデスリーガ 30節] ブレーメン 0-3 フランクフルト/2020年6月3日/ヴェーザー

 アイントラハト・フランクフルトがヴェルダー・ブレーメンに3-0で勝ち、2連勝を果たした。フランクフルトの長谷部誠はフル出場、鎌田大地は先発途中交代。ブレーメンの大迫勇也も先発途中交代だった。

 長谷部と鎌田は中断明け、先発起用されたあと2勝1分と負けなしだ。長谷部はいずれもリベロでフル出場で、ブンデスリーガ通算出場を308試合に伸ばし、チャ・ブンクン(韓国)の持つアジア出身選手の歴代最多出場記録と並んだ。

 無観客のなか前半をスコアレスで耐え抜いたアウェーチームは、65分にアンドレ・シルバが先制すると、81分、90分にシュテファン・イルザンカーが追加点を奪取。終わってみれば3-0の快勝を収めた。しかも無失点は、2月7日の21節・FCアウクスブルク戦(〇5-0)以来だ。

 中断明けのフランクフルトはフィジカルの強いDF陣を最終ラインに並べていたが、あらゆるところで相手にスペースを与え、しかもデュエルに持ち込まれると劣勢を強いられるという悪循環に陥っていた。

 そうしたなか「カイザー」の長谷部が最終ラインに入ったことで、全体を俯瞰しながら統率。チーム全体が状況に応じてコンパクトに保たれ、グループで相手からボールを奪えるようにも改善され、そこが攻撃の起点として機能している。

 長谷部は試合後、クラブ公式サイトで次のようにコメントしている。

「この勝利はとにかく私たちにとって大きい。今、降格圏から8ポイントの差をつけることができました。今週末マインツから勝点3を獲得できたら、さらに上が見えてきますね」

 フランクフルトの快進撃がここから始まる――。そんな期待も膨らむ。

 長谷部は今季ブンデスリーガ20試合・0得点。鎌田は24試合・2得点・4アシスト。一方、大迫は23試合・4得点・1アシスト。

 フランクフルトは10勝5分14敗(49得点・53失点)で11位。ブレーメンは6勝7分16敗(30得点・62失点)で2部降格圏の17位のままだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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