長谷部誠がパナスタでG大阪と対戦「90分歌い続けたガンバサポーターに、チームメイトもビックリしていた」。フランクフルト、ブンデスリーガジャパンツアー第2戦
フランクフルトの長谷部誠。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
再びボランチでプレー、躍動するガンバに「非常にテクニックがあり、インテンシティが高かった」。
[親善試合]G大阪 2-1 フランクフルト/2022年11月19日14:00/パナソニックスタジアム吹田
『ブンデスリーガジャパンツアー2022 powered by スカパーJSAT』の第2戦、アイントラハト・フランクフルトはガンバ大阪からトゥタが強烈な先制ゴールを決めたものの、終盤に2失点を喫して1-2で敗れた。G大阪は81分に山見大登、87分に山本悠樹が決めた。
フランクフルトの長谷部誠は浦和レッズとの第1戦に続いて途中出場。この日は74分にピッチに立ち、再びボランチでプレーした。1万6014人の観客を集めた試合後、長谷部はファンに向けてメッセージを送った。
「ガンバさんは非常にテクニックがあり、最後までインテンシティの高い試合をしてくれました。自分たちも60分ぐらいまではいいゲームができていましたが、そこから若い選手や僕が出たあと、少しリズムが崩れたかなと思います(苦笑)。ただ1試合目の浦和戦よりも、いい試合を見せられたと思います」
「(自身のプレーについて)まだケガが完治しているわけではないので、それでもこの日本のピッチに立たせてもらえて感謝しています。久しぶりにサッカーができて、非常に楽しくできました」
パナソニックスタジアム吹田で、G大阪と対戦したのは初めて。長谷部は「90分間通じてガンバサポーターが歌い続けていて、チームメイトもビックリしていました。コロナ禍でも、こうした雰囲気を作ってくれたことに感謝しています」と、雰囲気を堪能したという。
このあとワールドカップの中断期間を経て、チームはブンデスリーガとUEFA欧州チャンピオンズリーグの決勝ラウンドに臨む。再びハードな連戦が待っている。
「リーグ戦は4位で、しっかり来季のCL出場権獲得を狙っていきます。CLもベスト16で強豪ナポリと対戦するので、叩きたいです。個人的にはまずケガを100パーセント治して、日本のファンにまた元気な姿を見せられるように頑張っていきます」
「(今回のブンデスリーガ・ジャパンツアーについて)時差や移動がたくさんあり、タフなツアーでしたが、選手それぞれがいろんなことを感じられる機会になりました。サッカーだけでなく、違う文化を体験して、日本人とも接して、みんな素晴らしいとリスペクトしてくれていました。そういうところはチームにとってもすごくいい経験になったと思います」
G大阪の多くの若手選手にとっても、普段対戦することのないタイプやサイズのヨーロッパなどの選手たちと実際に対峙し、そこで得るものは多かったはずだ。次はフランクフルトがどのような形で来日するのか。あるいはJリーグのクラブがドイツに行くこともあるのか――。今後の展開が楽しみだ。
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