神戸移籍?マリオ・ゴメスがドイツで有終の美へ「先発起用」を指揮官明言
シュトゥットガルトのマリオ・ゴメス(中央)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
シュトゥットガルト遠藤航のチームメイト、元ドイツ代表FWが“ブンデスラストマッチ”に臨む。
ブンデスリーガ2部のVfBシュトゥットガルトに所属する元ドイツ代表FWマリオ・ゴメスがドイツでの“ラストマッチ”に臨む。最終節はホームでのSVダルムシュタット98戦、得失点差が開いているため、来季の1部昇格を決定的な状況に持ち込めたことで、今季限りでの契約満了が決まったクラブのレジェンドの一人を、無観客試合ではあるものの、最高の形で送り出そうという。
シュトゥットガルトはリーグ戦あと1試合を残し、17勝7分9敗(61得点・38失点)の勝点58で2位。3位の1.FCハイデンハイムとは勝点3差、得失点は11差開いている。そこでゴメスに花道を用意するという。
今季22試合・6ゴールを決めているストライカーは最近ベンチスタートが続き、2試合連続で出場機会を得られずにいる。しかし18歳でシュトゥットガルトでのキャリアをスタートし、その後ドイツ代表のエースにまで登り詰め、復帰した古巣で1部復帰を果たそうとしている。クラブへの貢献度は計り知れず、ドイツ専門誌『キッカー』によると、ペジェグリーノ・マタラッツォ監督は「クラブには先発で起用することを伝えました」とコメントし、少しでも長い時間ピッチに立たせたいという。
34歳のゴメスは現役続行を目指しているが、ドイツや欧州主要リーグでプレーする予定はない。シュトゥットガルトの地元メディアは、「アメリカ(USA)で現役最後のキャリアに終止符を打つ可能性がある」と、アメリカ・カナダで行われるメジャーリーグサッカー(MLS)のクラブに移籍すると予想している。
昨年の冬には一時、移籍専門サイト『フスバル・トランスファー』などが「神戸がマリオ・ゴメスとコンタクトを取った」と報じ、ヴィッセル神戸への移籍も噂された。しかし冬の移籍市場が終わったあと、ドイツ主要メディアやシュトゥットガルト地元紙では、そういったゴメスと日本をつなぐ情報が出ていない。
元ブンデスリーガ得点王の日本行き――。今後その話が再燃するか?
マリオ・ゴメスは1985年7月10日生まれの34歳。189センチ・88キロ。シュトゥットガルトを経て、4シーズン在籍したバイエルン・ミュンヘンでは得点王にも輝く。その後、ACFフォオレンティーナ、ベシクタシュJK、VfLヴォルフスブルクを経て、2018年に古巣に復帰していた。今季は日本代表の遠藤のプレーを絶賛したコメントも注目を集めた。ドイツ代表78試合・31ゴール。
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[文:サカノワ編集グループ]