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神戸移籍噂のマリオ・ゴメスが遠藤航をべた褒め「ムーブ・オブ・イヤーだね」

日本代表での遠藤航(6番)写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

シュトゥットガルトがカールスルーエとのダービー勝利! 「彼の頑張りが報われて、僕も嬉しい」

[ブンデスリーガ2部 14節] シュトゥットガルト 3-0 カールスルーエ/2019年11月24日

 VfBシュツットガルトの日本代表MF遠藤航がカールスルーエとの南ドイツダービーで、加入後初めての先発出場を果たして、3-0の完勝に貢献した。

 ホームで迎えた一戦、遠藤は4-3-3のアンカーでフル出場。中盤で何度もボールを奪い取り、守備から攻撃への転換点としても機能した。終わってみれば、チームは無失点での快勝。ボール保持率65パーセント対35パーセント、シュート数18本対7本と内容的にも充実していた。

 遠藤は12節のディナモ・ドレスデン戦(〇3-1)でわずか1分間の出場をしていたが、今回ようやくまとまった時間のチャンスを掴み、しっかり結果で応えた。

 この活躍ぶりをたたえたのが、チームメイトである元ドイツ代表のエースストライカー、マリオ・ゴメスだ。このほどヴィッセル神戸への移籍の噂も浮上したゴメスは、試合後のフラッシュインタビューで遠藤の活躍ぶりを身振り手振りをまじえて、興奮気味にべた褒めした。ブンデスリーガ日本語版のツイッター( @Bundesliga_JP )も、そのコメントを紹介している。

「素晴らしいよ。ワタルは『ムーブ・オブ・ザ・イヤー』だ。GKのキックを、ボールが来る10秒前にはワタルはもう構えていて、『大丈夫、俺が競り勝つ』って。ジェット・リーみたいだったよ。日本人はいつもそうだけど、チームのために全力を注ぎ、自分のことは二の次。彼のこれまでの頑張りが報われて、僕もとても嬉しいよ」

 シーズン序盤は好調だったシュトゥットガルトだが、最近5試合は1勝4敗と調子を落としていた。そこで、遠藤が抜擢された。ティム・ヴァルター監督は遠藤の身長が低いことを理由にこれまで起用を躊躇ってきたというが、その不安をも解消する活躍ぶりを見せた。

 チームは8勝2分4敗(23得点・18失点)の勝点26で、首位ハンブルガーSVを勝点3で追走する。今季開幕直後、ベルギー1部のシント=トロイデンから期限付きで電撃加入した日本代表の守備のスペシャリストが、やっと一歩を踏み出した。遠藤が名門シュトゥットガルト復活のキーマンになるか――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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