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【鹿島】再開初戦、川崎で警戒すべきは誰?CB犬飼智也の答えは…「全員警戒すべき選手」

オンラインでの取材に応じた鹿島の犬飼智也。(C)KASHIMA ANTLERS

相手は3トップを採用か? であれば1トップには――。

 J1リーグ鹿島アントラーズのDF犬飼智也が7月1日、オンラインによる取材に応じて、3日後に迫った川崎フロンターレとのリーグ再開戦に向けた抱負を語った。3年目を迎えるセンターバックは「もう試合をできるコンディションです。あとはやってみて、という感じです」と、清々しさも感じさせながら意欲を示した。

 意識もせず無意識に体が反応する。それが少なからずできてきた。ザーゴスタイルがそのように浸透してきたと、犬飼は実感する。

「やりたいことは、キャンプからずっと続けてきました。この中断期間をかけて、自然とチームとしてやりたいことができてきたと思います。(開幕時と比較して)自然とやりたい立ち位置に立てたり、見えていない時に『ここにいるだろう』というパスを自然と出せてきました。そういったところにチームとしてやってきたことを出せていると思います」

 ザーゴ監督は最終ラインからのビルドアップを要求している。ただし一方で、軸はあくまでも「失点しないこと」に置くとも強調する。

「センターバックから、攻撃は始まると思っています。ただ、一番の仕事は守ること。無理をしてつなぐことはないし、監督もそのように言っています。そこのバランスは考えながらできればと思っています」

 5月12日に27歳の誕生日を迎えたセンターバックは今季、最終ラインの「軸」となることが求められる。4日は3トップも予想される川崎とアウェーで対戦する。「まず失点しないことが第一。ただ、そう思い通りには行かないのがサッカー。いかにして守るか。いい時は守れるが、悪い時にはそこでの守り方がある。大事なことは失点しないこと」と気を引き締める。

 そのうえで、警戒するならば誰か――という質問に、犬飼は一瞬考えたあと、次のように答えた。

「川崎に関しては、全員警戒すべき選手です。真ん中(中盤)の3枚も攻撃的なパスを出せます。前(前線)の3枚も個で剥がすことができて、点を取る力もあります。『誰を』ということはないですが、センターバックなので1トップの選手とのマッチアップが多くなると思うので、まずそこに負けないことだと思います」

 犬飼がどのように守り、そしてどのように攻撃にも加わるのか。一体、鹿島がどのように3年連続国内主要タイトルを獲得してきた川崎に立ち向かうのか。いよいよ待ちに待ったリスタートが近づいてきた。

トレーニングする鹿島の犬飼智也。(C)KASHIMA ANTLERS
犬飼が川崎戦へ抱負を語った。(C)KASHIMA ANTLERS

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[取材・文:塚越始]

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