【鹿島】日本代表FW上田綺世が復帰、京都戦は「先発からいける」。ヴァイラー監督が起用を示唆
上田綺世。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ケガのため代表活動は途中で離脱していたが――。
[J1 17節] 鹿島 – 京都/2022年6月18日18:00/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が6月17日、オンラインによる取材に応じて、翌日の京都サンガF.C.戦に向けて抱負を語った。そのなかで日本代表の活動に参加していたもののケガのため途中離脱したFW上田綺世について、すでにチームの全体練習に復帰していて「先発でいける状態だと思います」とスタメン起用を示唆した。
このインターナショナルマッチウィークの間、セカンドボールへの対応、より素早いトランジション、そして試合の先を読むことなど細かい点を追求してきたという。
「順位表を見て分かるように団子状態で、どこのチームも勝つチャンスがあり、負ける可能性もあります。もちろん自分たちは勝つために一つひとつ準備を怠らずやっていきます。しっかり守りつつ自分たちからチャンスを作ることを意識して練習してきました」
指揮官は京都戦に向けて、「もちろん詳しく話せませんが、相手チームにも自分たちにも長所と短所があり、その相手のウィークポイントを突いていくことが定石です。それを自分たちは徹底してやっていこうと思っています」と対策について語った。
また上田について。すでに練習に加わっているようだが問題なく、京都戦の先発起用も可能か? という問いに、ヴァイラー監督は「いいコンディションにあると思います。スタートから特に問題ない状態だと思っています」と答えた。
先発で行ける状態にある、ということだ。もちろん、そのうえで切り札としてスタンバイすることもあり得るだろう。いずれにせよ、目下得点ランキング1位のリーグ10ゴールを決めているストライカーのメンバー入りは“確実”なようだ。
また代表活動への参加をどのように考えているのか。その問いにヴァイラー監督は「代表とチームはシステムも戦い方も異なります。その中で、個人のステップアップとして、いい経験になると思います。セカンドボールの拾い方や次の試合展開を読む力など、細かいところを身につけてもらえればと思います」と、選手としての幅が広がるはずだと期待を寄せていた。
勝負の後半戦へ。リーグ戦は3試合勝ち星がなく、ルヴァンカップも敗退するなど悪い流れを断ち切るためにも勝利を収めて、再び上昇気流に乗りたい。
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