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【浦和】「あそこで決めるのが興梠慎三」と大槻監督。エースが浦和通算「100ゴール」、仙台から9年連続18点目

浦和の興梠慎三。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

レオナルドも決めて2-1の勝利。仙台はゴール前の重要な局面でプレー精度を欠く。

[J1 3節] 仙台 1-2 浦和 /2020年7月8日18:00/ユアテックスタジアム仙台

 浦和レッズが興梠慎三とレオナルドのゴールでベガルタ仙台に2-1の勝利を収め、開幕からリーグ2勝1分と無敗をキープした。仙台は今季初黒星を喫した。興梠は浦和で通算100ゴール目、仙台戦はリーグ9年連続18点目。

 フィニッシュをはじめゴール前の“勝負”が明暗を分ける結果となった――。立ち上がりは仙台がボール保持率でも相手を上回り攻めるものの、ゴールが近づくとパスやフィニッシュの精度を欠いてしまう。

 すると対照的に、浦和は前線の個のレベルの高さと勝負強さを発揮。45+1分、山中亮輔のクロスを胸でトラップしたレオナルドがDFを巧みにブロックしながら、左足で豪快に逆サイドのネットを揺らし、アウェーチームに先制点をもたらす。

 それでも後半立ち上がり、試合の主導権を握っていた仙台の山田寛人が決めて1-1とする。

 その後、アウェーチームは長澤和輝、マルティノス、興梠慎三、さらに関根貴大、宇賀神友弥と5人の交代枠をすべて代えて、試合の流れを掴むことに成功。そして83分、レオナルドからのパスを受けた興梠がDFをかわすと、左足でシュートを決めて、2-1と勝ち越しに成功。このまま浦和が逃げ切ってみせた。

 浦和の大槻毅監督は試合後、「非常に苦しいゲームでした。(前半は内容的に悪かった?)決して悪かったとは思いません。成長する種はたくさんあったと思います。(興梠の100ゴールについて)リスクをとってあの時間帯で起用しましたが、あそこで決めるのが興梠慎三だと思います。ただ彼は試合後、みんなから100ゴールおめでとうと言われると、『勝ったことが一番だ』と言っていました」と語った。

 一方、仙台の木山隆之監督は「全体としてはプレーのやりたい意思は示せていたと思います。ここからクオリティを上げていければと思います」と振り返った。

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[文:サカノワ編集グループ]