ポルトが中島翔哉を放出へ。14億5000万円を回収できる?

ポルトの中島翔哉。※FCポルトの公式ツイッターより

地元メディアが「実現の可能性を探る」。今季カタールのアル・デュハイルから保有権の半分を購入。

 2シーズンぶりのポルトガルリーグ優勝を決めたFCポルトだが、地元メディアによると、日本代表MF中島翔哉は優勝を決めた試合、ホームスタジアムでの優勝セレモニー、さらには同僚イケル・カシージャスの送別会など、クラブの重要な試合、式典の場に招待されない状況が続いている。

 そうしたなかポルトガルメディア『A BOLA』は7月23日、「ドラゴンズ(FCポルト)はNAKAJIMAの出口を探している」と題したレポートを掲載。セルジオ・コンセイソン監督と中島の関係修復は難しく、中島の放出を検討していると報じた。

 ただし、ネックになるのが今季中島を獲得するのに要した高額な移籍金だ。カタールのアル・デュハイルから保有権の半分を購入する形で、ポルトはクラブ史上2番目に高い1165万ユーロ(約14億5000万円)を支払ったとされる。記事によると、ポルトは「日本人獲得で費やした1165万ユーロの投資を回収できるように、中島の移籍実現の可能性を探っている。彼は6月末からグループからも離れ、セルジオ・コンセイソン監督のチームに溶け込むことが、まったくできなくなってしまっている」と、その関係がもやは修復できない状況にあり、移籍には金銭面の障壁があると伝える。

 新型コロナウイルスによる中断明け、5月4日の練習には中島も姿を見せた。しかしその後、病気を患った家族を看病するため、加えて自身も感染症の可能性があると考え、自宅でのトレーニングを実施してきた。記事では「パンデミックへの家族への心配は誰にとっても共通するものだが、その議論がチーム内で上手くいかなかった。クラブは万全の感染症対策を施して、チャンピオンになるために突き進む道を進んだ」と、練習再開後のコミュニケーション不足が問題の根底にあったと指摘する。

 また、一部メディアでは契約にかかわる問題が発生したため、練習に参加できずにいたのではないか? とも言われる。しかし、その点に関しては触れられていない。

 中島のイマジネーション溢れるプレーは、多くの人を魅了してきた。そういった「10番」のパフォーマンスを同メディアも認めるものの、「クラブ内でサポートを得られず孤立している」という。

 クラブはポルトガルカップとの2冠獲得に向けて突き進んでいる。中島が今季、チームに戻ることは難しいようだ……。

 中島は来シーズン、新天地を求めることになるのか。そうなると、カタールへの復帰、あるいはレンタル移籍も選択肢に入ってくるか。とはいえ雪解けをして、欧州の名門であるポルトに復帰することは、できないのだろうか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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