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壮絶波乱…腹蹴り一発退場、中国が10人のサウジに逆転負け。アル・ヒラル大型MFは日本代表戦で出場停止│北中米W杯アジア最終予選

日本代表戦での中国代表サポーター。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

先制に成功し19分に数的優位に立ちながら、90分に力尽きる。

[W杯アジア最終予選 C組 2節]中国 1-2 サウジアラビア/2024年9月10日/大連梭魚湾サッカー場

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・C組第2戦、中国代表がホームでのサウジアラビア代表戦で、先制に成功し19分の時点で数的優位に立ちながら1-2の逆転負けを喫した。中国は2連敗、サウジアラビアは1勝1分け。

 5日に行われた埼玉スタジアムでの日本代表戦で0-7の大敗を喫した中国はホームで心機一転し再出発。すると大観衆の前で14分、コーナーキックからオウンゴールで先制に成功する。

 さらに19分、サウジアラビア代表のMFモハメド・カンノが競り合って倒れた際、中国の選手の腹に報復のキック。VARの介入を経て一発レッドカードが提示された。

 ホームチームが前半早々に数的優位に立つ。完全に流れに乗った中国だったが、しかし……。そのあとコーナーキックから39分、そして90分に失点。痛恨の逆転負けを喫してしまった。

 一時はコーナーキックから中国の勝ち越しゴールかと思われたシーンもあった。しかし、オフサイドで取り消されてしまった。

 結局、中国はシュート15本を放ったが、枠内は1本のみ。サウジアラビアの11本、枠内3本という集中力の高いアタックに沈んだ。

 この最終予選で初勝利を収めたサウジだが、10月シリーズでは、今回退場処分を受けたアル・ヒラルに所属する192センチあるモハメド・カンノが出場停止になる。

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 日本代表はこのあと10日25時(11日1時)から、アウェーでバーレーン代表と対戦する。