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【町田】松本から充実の1勝。ポポヴィッチ監督「秋元が流れを引き戻してくれた」とスーパーセーブの守護神をたたえる

ポポヴィッチ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

昇格争いへ両者踏ん張りどころの一戦、アウェーゲームで今季初の連勝。一方、松本の布監督は「やりたいことができなかった」。

[J2 8節] 松本 0-2 町田/2020年7月29日/サンプロアルウィン

 J2リーグ8節、松本山雅FC対FC町田ゼルビアの一戦は、アウェーの町田が小田 逸稀とステファンのゴールで2-0の勝利を収めて、今季初の連勝を収めた。一方、松本は2連敗で、新型コロナウイルスの影響による中断明け、まだ1勝(1勝3分3敗)しかできずにいる。

 28分、PKのビッグチャンスを掴んだ松本だが、鈴木雄斗のキックは秋元陽太のスーパーセーブに阻まれ、ディフレクションで残ったボールから得た二度のチャンスも逃してしまう。

 すると流れは、一気に町田へ傾く。37分に横浜F・マリノスから期限付き移籍中の吉尾海夏のコーナーキックから、鹿島アントラーズから同じくレンタル移籍中の小田逸稀がヘッドで合わせて、アウェーチームが先制に成功する。

 その後は町田がやや優勢に試合を進め、松本もハードワークを絶やさず対抗する。

 迎えた試合終了間際、町田のステファンが相手最終ラインの横パスのミスキックを見逃さず、試合を決定づける2点目を奪取! これで試合を決定づけた。

 試合後のオンラインによる記者会見で、町田のポポヴィッチ監督は次のように振り返った。

「私たちの選手に、本当によくやったと伝えたいです。非常にタフなゲームを勝つことができました。試合の立ち上がりから主導権を握り、前半の飲水タイムのあと、さらに優位に試合を進められました。コンパクトな守備で戦い、きちっとオーガナイズしたなかで自分の力を発揮すること。それができれば、必ず結果が出ると選手たちに伝えてきました。その姿を最後まで見せてくれました。この勝点3は全員で勝ち取ったもの。出場した選手、出られなかった選手、すべての力で掴んだ勝利。PKを与えた場面、秋元がよく防ぎ、流れを引き戻してくれました。あのプレーも大きかったです」

 一方、松本の布啓一郎監督は「なかなかやりたいことができなかったゲームだったのは事実。警戒していたセットプレーでやられてしまう、そういうところも良くなかったと思います。後半フレッシュな3人を入れて、まず1点挽回しようとしましたが、ミスから2失点目を喫し、試合の運び方を含めて、課題を残したゲームになった印象を持っています」と悔やんだ。

 J1昇格を目指すライバル同士の対戦。町田が充実した内容で、大きな1勝を掴んだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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