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【浦和】大槻毅監督は清水のセットプレー以外も警戒。あのSBを要注意選手に挙げる

清水戦に向けてオンラインによる取材に応じた浦和の大槻毅監督。(C)SAKANOWA 協力:浦和レッズ

浦和の武器である左サイドで対峙――。

[J1 8節] 浦和 – 清水/2020年8月1日19:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ浦和レッズの大槻毅監督が7月31日、オンラインによる記者会見に応じて、翌日に控えた清水エスパルス戦に向けた抱負を語った。

 清水は前節の大分トリニータ戦、4ゴールすべてセットプレーから得点している。一方、今季の浦和はコーナーキックなどで、マンツーマンからゾーンディフェンスに切り替えて対応している。その駆け引きが勝敗を分ける一つのポイントとなる。

 指揮官はそのあたりを次のように分析した。

「ゾーンの守備での立ち位置など仕組みをしっかり理解すること。その仕組みのなかで、自分が与えられた役割をしっかりこなすこと。ただし、ゾーンでもマンマークでも当然、いい面もあれば、だからこそやられてしまう場合もあります。そういったことをよく理解し、しっかり取り組むことが大切だと思います」

 一方、清水はその大分戦でシュート22本対4本と、主導権を握り一方的と言える内容で初勝利を手にしている。浦和としては、8月の連戦へ勢いを付けるためにも、ホームでしっかり勝利を収めたい相手でもある。大槻監督はその清水のセットプレー以外も警戒をしていた。

「勝点のところで苦労しているのは見て取れますが、前節の大分戦は非常にいい内容でした。ゲームに関しては、リスタートはキーになりますが、オープンなゲームの中でも、相手の特長の部分で上回れるように頑張りたいと思います。(清水の特長とは?)システム的にワイドがしっかりポジションを取り、サイドバックにはエウシーニョ選手のような力のある選手もいます。ケガ人が多かったのか、メンバーも戻ってきた印象もあります。すごく大事なゲームになると思っています」

 指揮官はそのようにサイドの攻防も重要なポイントの一つに挙げていた。

 また8月に入ると、長距離の遠征が加わってくる。7月のリーグ再開後に近隣とのカードが集中的に組まれたため、この新型コロナウイルスの感染拡大が続き、感染リスクも高まるなかでの移動を余儀なくされる。

 その点について、大槻監督は次のように対策など語った。

「明日のホームゲームのあと、移動に関しては新たな局面になります。新たに注意しなければいけない点もあると思います。ただ、これまで同様、すべて自由にサッカーだけに集中できない局面は続きます。気を引き締めて、自分が行動する時に、家族や自分の健康に加え、何を守れるのかを考えていきます。それを守ることでサッカーを続けられて、サポーターを喜ばせてられて、社会にも貢献できます。そういう意識を続けていくことが大事だと思います」

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[取材・文:塚越始]

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