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【徳島】選手1人が新型コロナ感染、濃厚接触者2人

写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

2日に発熱と体調不良を訴え、3日にPCR検査を実施。

 J2リーグの徳島ヴォルティスは8月6日、MF藤原志龍が新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたと発表した。2日に発熱を起こして体調不良を訴え、3日に保健所の指導のもとクラブ独自のPCR検査を実施していた。

 クラブが発表した藤原の経過と症状は次の通り。

・7月30日(木)
体温36.6℃
チームトレーニングに参加

・7月31日(金)
体温36.6℃
チームトレーニングに参加
JリーグPCR検査を実施
⇒8月4日(火)に陰性判定

・8月1日(土)
体温36.5℃
チームトレーニングに参加

・8月2日(日)
体温36.5℃
<午前>
チームトレーニングに参加 
<午後>
自宅待機中に発熱
(38,0℃・17:45測定)

・8月3日(月)
体温37.8℃
体調不良により自宅待機
クラブ独自のPCR検査を受ける

・8月4日(火)
体温36.9℃
体調不良により自宅待機

・8月5日(水)
体温36.6℃
陽性判定を確認

・8月6日(木)
体温36.5℃
自宅にて経過観察

 藤原の症状は安定しているものの今後は病院にて経過観察を行う予定。感染経路は分かっていない。また、直近2週間の行動履歴は、練習以外、自治体などから発せられる懸念先への行動はなかった。

 クラブ内の藤原との「濃厚接触者」は2人で、現在管轄保健所にてPCR検査などの対応を受けるとともに健康観察を行っている。

【今後の対応について】
・チームの安全を担保するため8月6日、選手・チーム関係者50人を対象にPCR検査を実施した。検査結果について、判明次第公表する(7日夕方以降に判明予定)。

・現在、新型コロナウイルス感染症や風邪の症状などを訴える選手、スタッフはいない。

・6日のチームトレーニングは管轄保健所の指導により実施。管轄保健所の指導に基づき、選手・スタッフの安全を一番に考え、判断を進めていう。

・8日にポカリスエットスタジアムで開催されるJ2リーグ10節のV・ファーレン長崎戦(19:00キックオフ)は、「皆様に安心してご来場いただける環境を整え、実施する予定で準備を進めております」。

岸田一宏社長のコメント
「このたびはファン・サポーターの皆さま、関係者の皆さまに多大なるご心配をお掛けする状況となりましたことを、心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。経過及び症状、また今後の対応につきましては上記の通りでございます。藤原選手は現在、平熱に戻りまして、病院で静養をしながら体調回復に努めております。尚、藤原選手の直近2週間の行動履歴は全て管轄保健所に報告し、今後の対応を進めております。 クラブとしましては、これまで感染予防対策を徹底し、藤原選手自身も練習以外、自治体から発せられる懸念先への行動もなく、新型コロナウイルス感染予防対策に留意してきた中での罹患となり、あらためて感染リスクはどこにでも潜んでいると強く実感しています。 今後は、新型コロナウイルス感染症対策を強化し、選手・スタッフ・関係者全員に再度周知、徹底を図ってまいります」

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[文:サカノワ編集グループ]

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