【浦和】大槻毅監督は名古屋マッシモ流対策に「消す、消される。そこは大きくない」
浦和の大槻毅監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「試合を渡していいとは思わない」と、内容のみならず結果にこだわることを改めて強調。
[J1 9節] 名古屋 – 浦和/2020年8月8日18:00/豊田スタジアム
J1リーグ浦和レッズの大槻毅監督が8月7日、翌日の名古屋グランパス戦に向けてオンラインによる記者会見に臨み、今季まだ1敗と好調な相手に対し「上回れるように全員でチャレンジしていきたい」と抱負を語った。
今季リーグ戦は開幕から無敗をキープしてきたものの、最近3試合は1勝1分1敗の通算4勝2分2敗。ルヴァンカップのセレッソ大阪戦(●0-1)を挟み、「回復に努め、ギリギリまで選手のコンディションを見て臨みたい。トレーナー、メディカルチーム、フィジカルコーチを中心に、いい仕事をしてくれているので、良いコンディションで臨めると思います」(大槻監督)と、逆襲への勝利を誓う。
「(C大阪戦について)フットボールはどちらが点数を取ったかを競うスポーツ。いい戦いをしながらも結果を持って来れなかったのは残念ですが、私たちがやろうとする回数や時間が増えているのはポジティブに捉えています。しかし試合を渡してもいいとは思いませんので、そこは選手たちと改めて話して試合に臨みたいと思います」
そのように“結果”にこだわるという大槻監督は、名古屋戦へ「全員がいい準備をしてくれています」と自信を覗かせる。
名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督は6日の記者会見で浦和について、「こちらの武器をどのように消してくるのか、『こういう消し方をしてくるだろう』と予測しています。それに対し、さらに上を行くための準備をしています」「誰が試合に出ても、メンバーを見ても誰がスタメンなのか分からないぐらい選手層が厚いです。それぞれ特長のある選手が揃い、いいチームですね。上手くしっくりいった時の強さはあり、そういった高いレベルで来ることを想定しています」と語っていた。
その点について大槻監督は、「あまり相手のことを考えてどうこうというよりも、この連戦の中で、この試合に意識を向けています。相手の消す、消さないというところは、あまり大きくないかなと考えています」と語っていた。
真夏の連戦、どのようなメンバーで臨むのかも注目される。浦和が名古屋に乗り込み、リーグ2試合ぶりの勝利を狙う。
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[取材・文:塚越始]