グレミオが鹿島6得点のエヴェラウド獲得を検討。レナト監督の指示で調査開始
鹿島のエヴェラウド。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ブラジル地元メディアが報じる。左MFでの起用をキッカケに、これまでチーム最多ゴールを記録。
ブラジルメディア『グローボ』は8月8日、ブラジル・セリエAの名門グレミオFBPAが鹿島アントラーズでプレーするFWエヴェラウドの獲得に向けて調査を開始したと報じた。
29歳のブラジル人ストライカーのエヴェラウドは今季、2部リーグ降格の決まったシャペコエンセから鹿島に完全移籍で加入。シーズン当初はなかなか結果を残せず苦労したものの、左MF起用をキッカケに、スピードとパワーをチームに還元。鹿島のチームメイトもその特長を引き出していき、これまでリーグ戦でチーム最多6ゴールを記録している。8月1日の大分トリニータ戦ではハットトリックも達成している。
現在29歳のエヴェラウドは、このグレミオの下部組織出身。トップチームで2011年にデビュー(1試合出場)し、その後は2015年まで、複数クラブにレンタルされて、フィゲイレンセFCに完全移籍している。さらに複数のクラブでプレーして、今季鹿島の一員となった。
記事によると、グレミオのレナト・ガウショ監督の指示を受けて、クラブはエヴェラウドの調査を開始したという。クラブがエヴェラウドサイドのスタッフと接触しているという。グレミオで活躍してきた24歳のブラジル代表FWエヴェルトン・スアレスがSLベンフィカに移籍したため、この世界一に輝いた実績のある南米の名門は新たな前線の柱を探しているということだ。
とはいえ鹿島はエヴェラウドを完全移籍で獲得していて、リーグ戦もまだ9試合しか行われていない。何よりエヴェラウドは相当な覚悟を固めて来日している。かなりの額の違約金が支払われない限り、現時点での移籍はないと見ていいだろう。もちろん母国でもこうして注目を集めるだけのインパクトのある活躍を、日本で見せているのは事実だ。
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[文:サカノワ編集グループ]