鳥栖から新たに1人陽性、集団感染計11人に。金明輝監督と濃厚接触で隔離されていたスタッフ
鳥栖の金明輝監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
選手6人、監督・スタッフ5人から、新型コロナウイルスの感染が確認される。
J1リーグのサガン鳥栖は8月14日、新型コロナウイルス感染症の陽性反応が新たに1人に確認されたと発表した。13日に実施したJリーグ公式のPCR検査で判明した。10日に感染が確認されていた金明輝監督との濃厚接触者として隔離されていた3人のうち1人。鳥栖で発生した集団感染、いわゆるクラスターは、選手6人、監督・スタッフ5人の計11人となった。
今回判明したのは、新型コロナウイルスの陽性者と濃厚接触者として、11日から隔離されていたトップチ ームスタッフ3人のうちの1人。14日に陽性反応が確認された。
また、11日に実施したPCR検査80人の陰性者の中から、選手24人・スタッフ22人を対象に、13日にJリーグ公式PCR検査を実施し、全員の陰性が確認された。
クラブは「引き続きサガン鳥栖として保健所の指導のもと新型コロナウイルス感染症対策に努めてまいります」とコメントしている。
■濃厚接触者であるトップチームスタッフの経過、症状
8/9(日)
朝の体温36.1℃、
羽田空港から鳥栖市へ移動
(飛行機→ジャンボタクシー)
鳥栖市にてトレーニング
※体調不良、および味覚・嗅覚障害等の症状はなし
8/10(月)
朝の体温36.2℃
鳥栖市にてトレーニング
※体調不良、および味覚・嗅覚障害等の症状はなし
8/11(火)
朝の体温36.2℃
自宅隔離 保健所にてPCR検査を実施
濃厚接触者として認定されたため、自宅隔離
※体調不良、および味覚・嗅覚障害等の症状はなし
8/12(水)
朝の体温36.4℃
自宅隔離 PCR検査結果陰性判定
※体調不良、および味覚・嗅覚障害等の症状はなし
8/13(木)
朝の体温37.2℃
自宅隔離
※体調不良、および味覚・嗅覚障害等の症状はなし
8/14(金)
朝の体温37.0℃
自宅隔離
保健所の指導のもとPCR検査実施、陽性判明
※のどの痛み有り、味覚・嗅覚障害等の症状はなし
鳥栖は今回のクラスター発生を受けて、感染拡大防止のためトップチームは8月25日まで、アカデミー活動は当面の間、活動を休止すると発表している。25日までの計4試合の中止が決定している。
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[文:サカノワ編集グループ]