【鹿島】先発か?ザーゴ監督が内田篤人のG大阪戦起用を示唆「何らかの形で参加」

シュートを放つ鹿島の内田篤人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

引退決断、ホームでのラストマッチ。試合後はファンへあいさつ。

[J1 12節] 鹿島 – G大阪/2020年8月23日19:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズのザーゴ監督が8月22日、オンラインによる取材に応じて、翌日のガンバ大阪戦に向けて抱負を語った。先日現役引退を発表しホームラストゲームを迎える内田篤人の起用について、指揮官は「先発で行くのか、後半から行くのか、今は言えませんが、何らかの形で参加するだろうと思います」と起用を明言した。スタメン起用もあり得そうだ。

 ザーゴ監督はG大阪戦に向けて、まず立ち上がりの駆け引きが重要だとポイントに挙げた。

「(G大阪は)前半からかなり飛ばしてくる相手。立ち上がりの一つひとつのプレー強度、インテンシティが求められます。ただしインテンシティというと、どうしても運動量やガッツのところが強調されがちです。それだけではなく、判断や動作、いろんな意味で、テンポを速くして対応しなければいけません」

 そのようにフィジカル面のみならず、先を読む能力や切り替えも含めた情報処理のスピードも重要になると説明していた。

 また、内田篤人が8月で鹿島と契約満了を迎え、今シーズン限りで現役引退すると発表された。ザーゴ監督もその知らせを本人から受けた時は「ビックリした」そうだ。

「彼自身は大きな手術を4年ほど前に行い、そこからケガの連続でなかなか復帰できずにいました。ただ、今やっと継続してトレーニングをして、試合ができる状態に近づいていたので、非常に残念です。優秀な選手こそピッチに立つべきです。技術的な高いセンスを、しっかりもう一度アントラーズで見せることができると、ずっと準備を進めてきました。段階を踏み、今後も起用することを考えていました。少なからず私自身はこの決断に驚きました」

 指揮官はそのように語るとともに内田の「サッカーIQの高さ」を称賛し、今後の活躍にも期待を寄せた。

「その決断を尊重します。とはいえ、彼がいなくなる影響は少なからずあります。あれだけ技術、能力、センスがあり、何よりサッカーの知能を持っている選手は希少で、現在のメンバーにはあまりいません。アントラーズ、それにヨーロッパで8年間高いレベルでプレーした経験は、何らかの形で還元してほしいと思います」

 そこで気になるのは、果たして起用はあるのか――。

 内田にとってのホームでのラストマッチ。ザーゴ監督は次のように語った。

「先発するのか、後半から行くのか。皆さんはそこが気になると思いますが、残念ながら、今は言えません。ただ何らかの形で試合に参加することはあるだろうと思います。こうして結果を残してきた選手は、最後もしっかり結果を残して辞めたいはず。みんなもそれを達成するために努力するでしょう」

 そのように、あくまでも勝利から逆算してメンバーを選ぶことを強調しながらも、内田の起用を示唆。ただ、そのニュアンスからすると、交代枠が5人あることも考慮すると、先発起用の可能性もあり得そう。が、立ち上がりのインテンシティを勝負のポイントに挙げている点からすると、終盤での勝負どころでの起用になるのか!? 

 試合後にはセレモニーが行われ、ファンへのあいさつも予定されている。内田がカシマサッカースタジアムでのラストマッチに臨む。

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[取材・文:塚越始]

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