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【鹿島】内田篤人引退試合で負傷、広瀬陸斗は右大腿二頭筋損傷で全治2か月

鹿島の広瀬陸斗。(C)SAKANOWA

G大阪との試合前、内田からは「絶対にケガだけはするなよ」と送り出されたが…。

 J1リーグの鹿島アントラーズは8月25日、23日にホームのカシマサッカースタジアムで行われたJ1リーグ12節のガンバ大阪戦(△1-1)で負傷したDF広瀬陸斗について、 チームドクターによる検査の結果、右大腿二頭筋損傷で全治約2か月と診断されたと発表した。内田篤人の引退試合で負ったケガ。鹿島はこのタイミングで二人の右サイドバックを失い、まだ厳しい残暑の続く連戦を戦うことを余儀なくされた。

 広瀬はG大阪戦、4-4-2の右サイドバックで先発出場。13分、左サイドに抜け出した宇佐美貴史との1対1に対応したあと、ゴール前で左足の太ももを押さえてピッチに倒れ込んだ。チームドクターが駆け寄り状態を確認したが、鹿島の22番は立ち上がることができず、担架でピッチの外へ運ばれ、16分、内田と交代をしていた。

 横浜F・マリノスから鹿島に今季加入した広瀬は、これまでJ1リーグ10試合・3アシスト、ルヴァンカップ2試合・0得点、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)予選1試合の公式戦計13試合に出場していた。

 また、内田は24日の引退記者会見で、G大阪戦前に広瀬と次のようなやり取りをしていたことを明かしていた。

「試合前、陸斗には『絶対、ケガだけはするなよ』と伝えていました。3-0でリードして残り15分になって(内田が出場しやすい状況に)持って来い、と。彼はやってくれましたね。空気を読んだと言いますか……。ただ酷いケガをしたのかもしれず、とても心配しています。あの場面では、永木亮太が(右サイドバックで)起用されるチョイスもありましたが、ザーゴ監督が僕の隣に座り『今日の試合は全部責任は俺が持つから、思い切りプレーしてこい』と言っていただいて、そこから準備しました」

 今後はザーゴ監督がどのようなマネジメントを見せるのかも注目される。

 鹿島は26日19時から、アウェーの味の素スタジアムでFC東京と対戦する。

注目記事:【鹿島】内田篤人が引退記者会見。決断の経緯、最終戦舞台裏、今やりたいこと「陸斗には試合前『ケガだけはするな』と伝えていた」

[文:サカノワ編集グループ]

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