【U-19日本代表】青森山田DF藤原優大が武田英寿と再会「安心する存在」、来季の浦和加入内定。内田篤人から受けたアドバイスとは…
U-19日本代表の合宿に臨んでいる青森山田高校の藤原優大。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「武器がヘディングだけではダメ。すべての面でのレベルアップが必要」
U-19日本代表のトレーニングキャンプに唯一高体連から参加している青森山田高校のDF藤原優大が、9月15日の練習のあとにメディアのオンライン取材に応じた。
来シーズン浦和レッズへの加入が内定している期待の18歳は、昨年度までチームメイトだった一つ年上の武田英寿(青森山田高→浦和)と再会を果たして、練習に取り組んだ。
藤原は「(武田との練習について)久しぶりに会って違和感もなく、来年から同じチームになりますが、一番、一緒にやっていてプレーや気が合う感じがして、どこか心の中で安心できる存在です」と、久々となる阿吽の呼吸を感じ取っていた。
プレミアリーグやインターハイなどが中止になり、こうした高いレベルの環境でプレーできるのは、藤原にとっても貴重な機会となる。
「チームではキャプテンとして成長させてもらっていますが、まだまだ力が足りないと感じています。再び呼んでもらえるように、さらに進化したいです」
また、これまでには浦和のトップチームにも練習参加してきた。今回は鹿島アントラーズで現役引退したばかりの内田篤人氏がロールモデルコーチとして加わっている。そうしたトップレベルの選手らから、様々な話を聞くことは刺激にもなったという。
内田氏からはこんなメッセージをもらったそうだ。
「素晴らしい選手の話を聞くと力になります。世界を目指すのであれば、もっともっと突き詰める必要があると言われました。もっと本気で、まだやれるという向上心を常に持っています。例えばヘディングだけではなく、すべてができなければ、上のレベルでは通用しません。武器が一つでは絶対にダメ。もっとすべてのレベルアップが必要だと思っています」
世代屈指の守備力とセットプレーの強さを誇る藤原は、「U-17ワールドカップのメンバーに入れず、すごく周りからも励まされました」と、その悔しさを糧にして、この年代の目標であるU-20ワールドカップ(W杯)出場を目指す。そして将来は「もちろん高望みはできませんが、W杯に出場して、いい結果を残すことが一番の目標です」と力強く口にした。
U-19日本代表は16日午前中までトレーニングを実施する。