「シルエットが格好いい」内田篤人コーチに森保一監督も惚れぼれ。「立場が変わっても」その姿勢を評価

U-19日本代表の練習を見守る内田篤人コーチ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

U-19日本代表にロールモデルコーチとして合宿2日目。

 来年初旬に延期されたウズベキスタンU-19アジア選手権に向けたU-19日本代表のトレーニングキャンプは9月15日、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで2日目を迎え、午前中はスローインからの連係などに取り組んだ。

 今回の合宿には、このほど鹿島アントラーズで現役引退したばかりの内田篤人氏が、「ロールモデルコーチ」として参加。コーチングスタッフとともにすべてのミーティングに加わり、練習では積極的に選手たちに声をかけて“模範”となっている。

 その様子を見守っていたのが、同フィールドにいた日本代表の森保一監督である。二人は2007年のU-20ワールドカップでは、U-20日本代表のコーチと選手の関係でもあった。当時と同じユース世代の選手たちと接する内田“コーチ”の姿に、A代表の指揮官は感慨深い思いがあったようだ。

 同日取材に応じた森保監督は内田氏について尋ねられると、次のように語った。

「まずピッチに立った時のシルエットが格好いいです。すごいなと、羨ましく感じました」

 さらに指揮官は『内田効果』について続けて話す。

「欧州UEFAチャンピオンズリーグ準決勝の場でプレーしたり、ヨーロッパのトップ・オブ・トップのリーグで長年活躍したり、日本代表でも世界と渡り合ってきたり、彼ほどいろいろな厳しい経験をしてきた選手はいません。そういった意味では、指導経験がなくても、その経験を選手に伝えるだけで、すごく選手たちには刺激になり、成長につながると思っています」

 同日の午後練習では、ピッチに一番乗りで表われて準備をしていたという。

「一流の舞台で活躍してきた選手ですが、立場が変われば、そこでやるべきことをすぐできる素晴らしい姿勢を、このU-19代表キャンプで見せてくれています。選手たちはその姿勢を見ていますが、私たちスタッフも見習うべきものがあると思います」

 まだ内田氏の日本代表スタッフのジャージ姿には、つい2週間ほど前まで鹿島の赤いユニフォームを着て戦っていただけあり、「ちょっと違和感がありますね」とも語っていた。

 U-19日本代表のトレーニングキャンプは16日午前中まで行われる。

 内田氏は1988年3月27 日生まれ、静岡県出身、32歳。プロでのキャリアは、鹿島アントラーズ ― FCシャルケ04 ― ウニオン・ベルリン ― 鹿島。日本代表歴74試合・2得点。日本人初となるCLベスト4進出、ワールドカップ(W杯)には2010年、2014年と2大会に出場している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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