【日本代表】10月2試合、森保一監督「海外組のみ」の編成検討、通常より多め30人弱を招集へ
取材に応じた日本代表の森保一監督。協力:日本サッカー協会
9日カメルーン、13日コートジボワールと対戦。U-23代表スタッフも加わり、ラージグループで活動へ。
日本代表の森保一監督が9月15日、メディア取材に応じて、オランダで開催される10月9日のカメルーン代表、コートジボワール代表との親善試合に向けた選手選考の意向などについて語った。
国内組は、現状であれば新型コロナウイルスの感染予防対策のため、帰国後に2週間の自宅待機が必要になる。そのため約1か月所属チームを離れなければならず、「海外組のみ」の編成も検討している。一方、その規制が緩和された場合など、「フルメンバー」についての編成も考えている。また、PCR検査など様々な準備も必要なため、メンバー発表は通常より早くなる予定だ。
昨年11月14日のカタールワールドカップ(W杯)・アジア2次予選のキルギスタン代表戦(〇2-0)以来、日本代表として、約1年ぶりの活動となる。そのため、この貴重な機会を生かすため、招集メンバーはやや多く、25人から30人を検討している。
森保監督は次のように説明した。
「選考に関しては、与えられた条件のなかでベストなチームを作ることを考えています。それが全てではありませんが、これまでをベースに、選手の状況を見て活動していきます。人数は選手のコンディションを直接把握できるように、少し多めに招集できるよう、反町(康治)技術委員長をはじめ、お願いしているところです」
今回の活動を通じて、指揮官は元気や勇気を伝えたい――と意欲を示した。
「(カメルーン、コートジボワールについて)これまでも一番強い相手と試合することをお願いしてきました。世界的に名前があり、W杯でもインパクトを残してきたチームと試合ができることは、非常に楽しみです。我々が成長するためにも、強いチームと対戦できることを嬉しく思います。コロナ禍や自然災害により困難な生活を強いられる方も多くいるなか、希望を持ってもらえるように活動したい。元気や勇気を届けられるように、エールを届けるような試合をしたいです」
一方、東京オリンピックチームも活動できずにいる。そのためA代表に加え、U-23日本代表のスタッフも加わり、ラージグループで活動する予定だ。
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[取材・文:塚越始]