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【海外メディア】久保建英の5分間を称賛「レアル・マドリードに2-1で勝てていた」

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ビジャレアル、攻勢だったがドロー。88分過ぎから投入のタケは決定機をクルトワに止められる。クロースにイエローカード誘発。

[スペイン1部] ビジャレアル 1–1 レアル・マドリード/2020年11月21日/エスタディオ・デ・ラ・セラミカ

 暫定2位のビジャレアルCFと昨季王者レアル・マドリードの一戦は1-1で引き分けた。レアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍している日本代表MF久保建英は89分から途中出場し、アディショナルタイムと合わせて約5分間プレー。その短い時間に2度の見せ場を作り出した。

 ホームチームが優位に試合を進めたものの、カリム・ベンゼマ、カゼミロ、セルヒオ・ラモスら主力を欠く“白い巨人”にトドメを刺し切れなかった。

 久保は88分過ぎからトップ下でプレー。カウンター対策など守備面を含めた全体のバランスを崩さずチャンスを作り出そうというウナイ・エメリ監督の狙いが感じられる采配だった。

 すると久保は90+2分、カウンターで攻め上がったジェラール・モレノからパスを受け、GKティボー・クルトワと1対1に。しかしニアサイド、股とコースを封じられ、切り返して右足でファーを狙ったが――ベルギー代表の守護神に止められた。素早く左足を振り抜いても良かったシーンだった。

 さらに、トニ・クロースとマッチアップを展開。90+3分、19歳のレフティが振り切って右サイドを抜け出すと、たまらず背中から掴みかかったクロースにイエローカードが出された。

 レアル・マドリード贔屓で知られるスペインメディア『デフェンサ・セントラル』は、「KUBOはわずか5分間のなかで得点を決めようとした」とレポートを掲載。「久保のパフォーマンスは、プレーを重ねるたびにポジティブになっている。 やはり特別なサッカー選手である彼を、エメリはビジャレアルで最大限に活用できていない。この短い出場時間で、勝利のゴールを決めようとした」と、短時間の中で見せた好パフォーマンスを評価している。

 またスポーツ専門メディア『ESPN』は久保とクルトワとの1対1を取り上げ、「久保はレアル・マドリードからのゴールを逃す。ビジャレアルは2-1にして勝てたはずだった」とコメント。レアル・マドリードの枠内シュートは開始2分のマリアーノ・ディアスのゴールのみで(しかも副審が一旦旗を上げたものの無効にしたためビジャレアルの足が止まる疑惑のシーンに)、チャンスも乏しかっただけに……。ビジャレアルにとっては、勝点3を逃したと言えたか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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