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退団騒動の浅野拓磨、移籍先「最有力」はスペインのアルメリア。パルチザンの黄金コンビ復活か

浅野拓磨。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「最も近づいている」とセルビアメディアが報じる。

 慢性的な給与未払いを理由にセルビア1部パルチザン・ベオグラードとの契約を解除すると自身のSNSとブログで発表した日本代表FW浅野拓磨だが、注目される移籍先の現時点での有力候補として、スペイン2部UDアルメリアが浮上している。セルビアメディア『スルビア・ダーナス』が5月5日、「スペインの情報によると、浅野はアルメリア行きが今最も近づいているようだ」と報じた。

 記事では、アルメリアは強力なウインガーを求め、浅野を受け入れる準備が整っているという。また、浅野ともチームメイトだったパルチザンから今シーズン序盤に加入した元U-23ナイジェリア代表FWウマル・サディクが33試合・18得点・5アシストと大活躍している。セルビア時代でも息の合っていた“黄金コンビ”の再結成により、多くのゴール量産を狙いたいということだ。

 アルメリアは現在スペイン2部リーグ、18勝9分10敗(53得点・35失点)の勝点63で3位につけている。自動昇格枠2位のRCDマジョルカとは8ポイント差が開いていて、逆転は少し難しい状況にある。ただ、このまま3位で終えれば、4チームによる昇格プレーオフに臨むことになり、来季1部昇格は十分に狙えるシチュエーションにある。

 一方、浅野の退団発表を受けて、パルチザンはその判断は不当であるとしてFIFA管轄機関に訴訟を起こすと主張している。セルビアメディアによると、クラブは浅野に対し300万ユーロ(約3億9400万円)を要求する訴訟を起こすという。また、クラブは移籍金400万ユーロ(約5億2500万円)以上を支払うというアラブ首長国連邦(UAE)の移籍先を見つけていたが、浅野は欧州主要リーグでのプレーを希望していたそうだ。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCから加入して2シーズン目の浅野は、今季これまでセルビア1部リーグ33試合・18ゴール・8アシストを記録。日本代表では国際Aマッチ24試合・5ゴールで、3月シリーズのモンゴル代表戦でも得点を決めている。

注目記事:浅野拓磨の退団騒動、「5億円が一晩で消えた」。給与未払いでパルチザンのイメージ悪化も

[文:サカノワ編集グループ]

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