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浅野拓磨の退団騒動、「5億円が一晩で消えた」。給与未払いでパルチザンのイメージ悪化も

浅野拓磨。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

地元メディアが嘆く。今後は外国籍選手から敬遠されてしまう…。

 日本代表FW浅野拓磨が5月2日に自身のSNSとブログで給与未払いが続いたためパルチザン・ベオグラードとの契約を解除したと発表したことが、セルビア国内でも大きな関心事となっている。セルビアメディア『ALO』は「澄んだ空から雷を落とされた」と、リーグ2位の18ゴールを決めていた日本人ストライカーのセルビアカップ決勝を前にした離脱を驚きとともに報じている。

 この記事では、浅野がクラブに感謝の言葉を送っていることを伝えるとともに、今後パルチザンに待ち構える、解決すべき問題点を整理している。

 まずパルチザンが今後、「深刻なダメージを受けるだろう」と言うのが外国籍選手を獲得する際のイメージ悪化だ。「給与未払い」が露呈したことで評判は悪化し、レベルの高い選手の引き抜きが難しくなるだろうと予想する。セルビア全体への不評にもつながりかねない。

 また、パルチザンは浅野と2023年まで契約を結んでいて、このオフ、400万ユーロ(5億2500万円)で売却する計画を立て、サウジアラビア、中国、トルコからオファーが届いていたと言われる。しかし、その巨額な移籍金も「一夜で失ってしまった」。

 したがって、セルビア国内で突き抜けた強さを見せるレッドスター・ベオグラードに対し、大きく水をあけられてきた“元ライバル”は、さらに「打撃を受けるのは明らかだ」と指摘している。

 一方、パルチザンはクラブ公式サイトで浅野を批判し、FIFA(国際サッカー連盟)への提訴など法的手段を講じると声明を発表している。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCから完全移籍で加入して2シーズン目の浅野は今季これまで、セルビア1部リーグ33試合・18ゴール・8アシストを記録。得点ランキング2位につける活躍を見せていた。日本代表の3月シリーズにも招集され、モンゴル代表戦でゴールを決めている。

 この問題は、どのような落しどころを見つけられるのか。そしてジャガーは果たして、どこへ向かうのか――。

注目記事:浅野ショック!パルチザンが猛反論「入れ知恵だ」「FIFAに提訴」。今後の争点は?

[文:サカノワ編集グループ]

 

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