不運の吉田麻也…OFRでオフサイド。シャルケ先制点取り消し、退場者も響きケルンに1-3敗戦
シャルケの吉田麻也。(Photo by Christof Koepsel/Getty Images)
GKと被る形で失点にも絡む。
[ブンデス1部 1節] ケルン 3-1 シャルケ/2022年8月7日17:30(日本時間8日00:30)/ラインエネルギーシュタディオン
ドイツ・ブンデスリーガ1部2022-23シーズン開幕を告げる1節、シャルケ04の日本代表DF吉田麻也が1.FCケルン戦でセンターバックとしてフル出場した。しかし試合は微妙な判定での先制点取り消し、さらに前半35分に退場者を出したことも影響し、シャルケが1-3で敗戦を喫した。
2年ぶりの1部復帰を果たしたシャルケは立ち上がりから思い切ってチャレンジしていく。すると10分、セットプレーの流れからロドリゴ・サラサールが豪快にゴール右上隅にミドルを突き刺す。
ところが、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が発動。DFの背後にいた吉田麻也がGKの視界を遮ったため、オフサイドの反則ではないかと指摘する。オフサイド判定では珍しいOFR(オン・フィールド・レビュー)が実施され、主審がビデオをチェック。“反則”と印象付けるようなスロー映像が繰り返され、それを見た主審は吉田のオフサイドの反則で、ゴールを取り消した。審判やVARによっては、ゴールが認められていたシーンだった。
さらに35分、ややラフな競り合いで選手同士はあまり問題にしなかったものの、ここでVARが再び介入。ドミニク・ドレクスラーの左足裏が、競り合ったヨナス・ヘクターのふくらはぎ裏を踏みつけていたことが判明。主審がドレクスラーにレッドカードを提示したのだ。
数的不利に立たされたシャルケはその後防戦一方に。後半に3失点を喫してしまった。一時はセットプレーから1点を奪い1点差に迫った時間帯もあったが、チャンスは限られた。吉田は中央に位置取り再三にわたり決定機を阻止したものの、GKと被る形などで失点にも絡んでしまった。
パワープレーではゴールに迫るシーンもあったシャルケだが、多くの課題を残す船出となった。
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