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浅野ショック!パルチザンが猛反論「入れ知恵だ」「FIFAに提訴」。今後の争点は?

日本代表での浅野拓磨。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

給与未払い常態化か。クラブは「不可解な行動に驚いている」。

 日本代表FW浅野拓磨が5月2日に自身のオフィシャルブログとSNSでパルチザン・ベオグラードとの契約を解除したと発表したのを受けて、パルチザンがクラブ公式サイトで、一方的な行為であると反論している。浅野に対する誰かの入れ知恵だと猛烈に批判し、FIFA(国際サッカー連盟)への提訴など法的手段を講じると強い姿勢を示す。

 パルチザンは現在リーグ2位、また、セルビアカップ決勝を控えていた。浅野は公式戦残り4試合という段階で、クラブに『ノー』を突き付けた。

 浅野はこのタイミングで退団を決断した理由について、「私、浅野拓磨はこの度パルチザン ・ベオグラードとの選手契約を解除しました。この決断をするにあたり、凄く悩みましたがクラブによる度重なる給与等の未払い(今現在も相当額の未払いがあります)、またそれに対する不誠実な対応によりクラブからのリスペクトを感じられなくなってしまった事がこの決断の理由です」と綴っている。同時にチャンスを与えてくれたパルチザン、そしてファンとサポーターに感謝の思いを伝えている。

 これを受けてパルチザンは公式サイトで、声明を発表した。クラブは「浅野拓磨が一方的に退団を公表したことは、プロ契約に違反している」「選手の不可解な行動に驚いている」と反論。根拠のない謂れで、契約条項の違反にあたり、あらゆる法的手段を講じ、FIFA管轄機関に訴訟を起こすと明言している。

 また、選手自身ではなく、誰かの入れ知恵で急いで行動を起こしたはずだと指摘。それでも「セルビアカップのトロフィーを獲得する願望と目標を持ち、チームが残りのゲームに集中していく」と誓っている。

 選手への給与未払いは世界的な問題となっている。FIFAの定めた規定では「2か月」以上の給与未払いがあった場合、選手はチームにオフィシャルレターを送り、それでも解決しなかった際にFIFAに承認されれば契約期間中であってもフリーになることができる。ただし問題が明るみになった段階で、給与を1か月分支払うなど“小出し”にする悪徳クラブもあるそうだ。浅野側がそうした状況を証明しているのか、あるいはできるかがポイントになってきそうだ。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCから完全移籍で加入した浅野は、セルビア1部リーグ33試合・18ゴール・8アシストを記録。得点ランキング2位に入る大活躍を見せていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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