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アラベス原大智が再びクロアチア移籍か。カジェハ監督「間もなく分かる」。マジョルカ久保建英との元FC東京対決は実現せず

NKイストラへの移籍が決まったFC東京の原大智。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

今年1月にFC東京から海を渡った長身ストライカー、イストラ復帰も浮上。

[スペイン1部 2節] アラベス 0–1 マジョルカ /2021年8月21日19:30(日本時間22日0:30)/エスタディオ・デ・メンディソロツァ

 スペイン1部デポルティーボ・アラベスのFW原大智(HARA Taichi)は現地8月21日、日本代表MF久保建英の所属するホームでのRCDマジョルカ戦、メンバー外となった。現地では1年目での移籍が決定的だと言われている。アラベスのハビエル・カジェハ監督も記者会見で、原の放出をほのめかしている。

 原は今年2月、FC東京からクロアチア1部NKイストラ1961に移籍。約5か月間でリーグ14試合・2得点・3アシスト(公式戦通算18試合・8得点・3アシスト)を記録し、チームの1部残留に貢献した。

 すると、このオフ、同じくスペイン1部残留をギリギリで果たしたアラベスからオファーが届き、2023年6月までの2年契約を結んだ。

 しかし、さっそくヨーロッパ2か国目。新天地では苦しんできたようだ。今回、FC東京の下部組織からともに戦ってきた久保との対決とあって注目を集めた。しかしカジェハ監督は試合前日の記者会見、原について問われると、次のように語っていた。

「クラブと選手が話し合っていて、間もなく分かります。もう少しで、彼が最終的にどうするのかが分かるでしょう」

 そのように放出をほのめかしている。

 欧州主要リーグの移籍期間は8月末まで。イストラの幹部が原復帰を示唆する一方、他の日本人ストライカーにも触手を伸ばしているということだ。

 原は1999年5月5日生まれ、東京都日野市出身、191センチ。多摩平Jr.SC ― FC東京サッカースクール飛田給スクール ― 深川アドバンスクラス ― 国分寺アドバンスクラス2012-2014 ― FC東京U-15むさし ― FC東京U-18 ― FC東京 ― イストラ。U-18・U-19・U-20日本代表に選ばれてきた大型ストライカー。2019シーズンはJ3リーグで30試合・19ゴールで得点王に。2020年はJ1リーグ26試合・3得点を記録した。

 イストラは今季これまでリーグ1勝3敗と開幕から躓いている。

【J1人件費ランク】1位神戸、2位名古屋、3位浦和。FC東京が最も増額。総額は16億円以上マイナス

[文:サカノワ編集グループ]

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