神戸が4年連続で監督途中交代。フィンク氏21日付で電撃退任、モラス氏らコーチ陣も契約解除

神戸のトルステン・フィンク監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

バルセロナスタイルを掲げるものの、2017年から監督を固定できず。今季はコロナも影響したが…。

 J1リーグのヴィッセル神戸は9月22日、本人の意向を受けてトルステン・フィンク監督が9月21日付で退任したことを発表した。セバスチャン・ハーンヘッドコーチ、モラス雅輝アシスタントコーチ、ニコラ・ ヴィドヴィッチフィジカルコーチは契約が解除された。後任に関しては発表されていない。

 フィンク監督は今シーズン末まで神戸と契約を結んでいたが、ドイツメディアの取材に対し、欧州のクラブで指揮を執りたいという意向を示していた。昨季途中に就任して、クラブ初の主要タイトルとなる天皇杯制覇に成功。しかし今季リーグ戦でこれまで4勝8分7敗の暫定12位に低迷していた。また前半17試合を終えた時点で、「リーグ戦で優勝することはおそらく無理」と語るなど、モチベーションが低下している印象を与えていた。

 クラブはバルセロナ路線を掲げるなか、 フアン・マヌエル・リージョ氏の電撃退任を受け、吉田孝行氏を挟み、ハンブルガーSVなどを率いた典型的なドイツスタイルとも言える指揮官が就任。首を傾げる向きもあったが、結局、わずか1年で退任することになった。

 もちろん今季は新型コロナウイルスの影響により、あらゆる想定外の出来事が起きていた。指揮官は7か月家族と会えないことも嘆いていた。とはいえ神戸はこれで2017年から4年連続でシーズン途中に監督が交代している。クラブ運営が決して正常に進んでいないのは確かだ。

 フィンク監督は次のようにコメントしている。

「神戸で素晴らしい時間を過ごせました。二つのタイトル(ゼロックススーパーカップを含む)という成功を収めることもできました。これは歴史に残ることですし、我々を永遠に結びつけるものです。

 この街、このチーム、そしてこのサポーターに別れを告げるのは簡単ではないですし、非常に寂しく思います。我々は一つになって大きな目標を達成することもできましたが、私は家族の下に戻るという決断をしました。

 まだリーグ戦でも良い結果を残せると思いますし、アジアチャンピオンズリーグという大きな大会もまだあるので、今後の幸運を祈ります。遠くからも見守るつもりですし、応援しています。このクラブの監督であったことを誇りに思います」

Topics:Vissel Kobe manager Torsten Fink has left the club.

[文:サカノワ編集グループ]

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