【FC東京】またも助っ人が暴力行為。顔面殴打のA・シルバ一発退場「勝てる要素が全くなかった」と長谷川健太監督
FC東京のアルトゥール・シルバ(2019年6月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
横浜F・マリノスに0-4大敗。今月14日にはレアンドロが「極めて悪質な行為」で3試合出場停止と罰金に。
[J1 28節] FC東京 0-4 横浜FM/2020年10月24日/味の素スタジアム
横浜F・マリノスがジュニオール・サントスの2ゴール、さらにアディショナルタイムのオウンゴールとエリキの得点で、FC東京に4-0の勝利を収めた。横浜FMは連勝、FC東京は連敗に。
この試合、FC東京のMFアルトゥール・シルバが悪質な行為で一発レッドカードで退場処分となった。
横浜FMが2-0とリードして迎えた63分、FC東京陣内の中盤にて、ボールがまったく関係していないところで、アルトゥール・シルバが肘を突き出す形から、走ってきた松原健の顔面を殴打。明らかに意図的で、横浜FMの選手たちはプレーを止めて抗議。主審の視界に入っていないところでの悪質行為だったが、副審がチェックをしていた。
アルトゥール・シルバは次節の出場停止が決定。Jリーグの規律委員会からさらに裁定が下される可能性もある。
FC東京の長谷川健太監督は試合後の記者会見での総括で、「負けるべくして負けたと思っています。決めるべきところで、しっかり決めなかった。あとは少し苛立って……肘打ちのような行為をしてしまったと。勝てる要素が全くなかったと思っています」と、完敗を受け止めていた。
FC東京は今月14日、10日のJ1・21節のガンバ大阪戦で、同じように審判の見えないところでFWレアンドロが相手選手に暴力行為をしたとして、Jリーグ規律委員会から同選手の3試合の出場停止と罰金30万円の処分を科されていた。
その際の懲罰基準は、以下の通りだった。
「(公財)日本サッカー協会・競技および競技会における懲罰基準」に照らして審議した結果、試合中に審判員が確認できなかった「極めて悪質な行為」に該当するものと判断。同基準の「選手等に対する暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為」に相当するとされ、結果、3試合の出場停止および罰金(30万円)処分が決定していた。レアンドロはこの横浜FM戦まで出場停止だった。
加入2年目になる25歳のブラジル人ボランチ、アルトゥール・シルバはこれまでアダイウトン、レアンドロとともに、チーム最多となるリーグ26試合に出場していた。
注目記事:【FC東京】顔を殴打「極めて悪質な行為」、レアンドロに3試合出場停止と罰金30万円
[文:サカノワ編集グループ]