【磐田】遠藤保仁が芸術的FK弾で初得点「イメージ通りのいいゴールでした」。全3点に絡む堂々の活躍
遠藤保仁。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
群馬に3-1勝利、鈴木新体制下で初の複数得点。ルキアンは二桁得点に!
[J2 29節] 磐田 3-1 群馬/2020年10月25日/ヤマハスタジアム
ジュビロ磐田の元日本代表MF遠藤保仁がJ2リーグ29節のザスパクサツ群馬戦、29分に狙い澄ました直接フリーキックを突き刺して、新天地での初ゴールを記録した。遠藤はさらに2点目の起点、スルーパスから3点目のPK獲得と全得点に絡む活躍を見せて、磐田に3-1の勝利をもたらした。
0-1で迎えた29分、敵陣で得た約18メートルの直接FKのチャンス。ボールサイドには右利きの遠藤と大森晃太郎、そして左利きの伊藤洋輝が集まる。そのなかで遠藤がボールをセットして集中。いくつか二人と言葉をかわして、助走に入る。そして右足から放たれたキックは、完璧なアーチを描いて、向かってゴール右上隅のネットを揺らした。
試合は、群馬が開始2分に田中稔也のゴールで先制。遠藤のFK弾が決まったあと、両者ともに譲らない一進一退の攻防が続いた。
すると76分、遠藤を起点に右サイドへ展開。小川大貴のカットインからの左足のシュートをGKが弾く。そこに三木直土が飛び込んで2-1と勝ち越す。
さらに79分、再び遠藤のスルーパスから、山本康裕が背中を押されて倒されPKを獲得。これをルキアンが決めて3-1にリードを広げる。ルキアンはこれで通算10点目と二桁ゴールに乗せた。
結局、試合はそのまま磐田が3-1で2試合ぶりの勝利を収めた。
遠藤は試合後のフラッシュインタビューで、ゴールシーンについて次のように語った。
「初ゴールを決められて、チームも勝点3を取れたので非常に良かったと思います。練習の時から感触がよく、キーパーの位置もしっかり確認して、いいコースに飛べば、とは思っていました。イメージ通りのいいゴールでした」
G大阪から今月期限付き移籍で加入した遠藤が、初得点を決めるとともに全ゴールに絡む堂々たる活躍。磐田は鈴木政一体制下、初の複数ゴール。磐田は10勝11分8敗(38得点・31失点)で勝点41に伸ばした。
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[文:サカノワ編集グループ]