【横浜FM】下位連敗をどう受け止める?厳しい質問も。マスカット監督「強い気持ちをもって戦い続けるだけ」。29日はホームで浦和と対戦
横浜FMのケヴィン・マスカット監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「この記者会見の部屋を去ったあと、私は次の準備に入ります」
[J1リーグ 27節]横浜FM 0-1 磐田/2022年10月12日19:03/日産スタジアム
J1リーグ27節、首位の横浜F・マリノスは最下位のジュビロ磐田に敗れ、この日の優勝決定を果たせなかった。横浜FMのケヴィン・マスカット監督は試合後の記者会見で、前節のガンバ大阪戦とほぼ同じような展開になってしまったと悔やんだものの、まだ首位はキープしており、この中断期間に再び攻撃の精度を上げたいと意欲を示した。
「前節(G大阪戦)いた方もいると思いますが、ほぼ同じ形になってしまいました。試合を支配しゴールを奪う以外はしっかりできていたと思います。あと少しですが、今、難しい時期を迎えていると思います。チャンスを決め切れない、そのフラストレーションがたまる展開が続いています」
また、17位、18位だったチームに連敗を喫した。その事実をどのように受け止めるか――。そう厳しく問われた指揮官は、次のように答えた。
「この2試合、相手は残留をかけて死に物狂いで戦ってきました。それは当たり前の行為ですが、守備を固め少ないチャンスを狙ってきています。ほとんど自分たちのボックスに近づけず、逆にチャンスを作りプレッシャーを掛け続けることができました。
逆に負ける理由はありませんでした。これだけ支配できるチームはありません。結果を残せなかったものの自分たちは終わったわけではありません。首位をキープしています。何もあきらめていません。この記者会見の部屋を去ったあと、私は次の準備に入ります」
指揮官は何が敗因と捉えているのか。そして、ここから選手たちに何を求めたいか。
「判断の部分のところだと思います。あれだけの人数がボックスにいると崩す作業は簡単ではありません。とはいえ深い位置で守るチームに対し、ゴールチャンスは作れています。その判断はできていると思います。
ラストのシュートやパス、質の部分が求められています。他チームより私たちのゴール数は多く(リーグ1位)、どのように決めるかを選手たちは知っています。
私たちは1位に立っています。下がっていません。ここに居続けること。そのために、強い気持ちをもって戦い続けるだけです」
マスカット監督はそのように、あくまでも攻め勝つ原点を強調した。
横浜FMはこのあと10月29日にホームで浦和レッズと、11月5日の最終節ではアウェーにてヴィッセル神戸と対戦する。
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