【浦和×大分】システム上のミスマッチに対し、大槻監督「ワンラインではなく複数ラインでしっかり対応できれば」
浦和の大槻毅監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ビジター席が一部開放。
[J1 25節] 大分 – 浦和/2020年10月31日14:00/昭和電工ドーム大分
J1リーグ浦和レッズの大槻毅監督が10月30日、翌日の大分トリニータ戦に向けて抱負を語った。新型コロナウイルスの影響による中断明け、浦和のアウェーゲームでは初めてビジター席が一部開放される。
最近はリーグ4試合負けなしで、サガン鳥栖に汰木康也のアディショナルタイムの劇的ゴールで勝利したあと、柏レイソルに引き分け、そこからベガルタ仙台、セレッソ大阪に連勝中。12勝4分9敗(37得点・38失点)、勝点40は柏レイソルと並んで暫定8位タイだ。
一方、大分は8勝5分11敗(26得点・35失点)の勝点29で暫定12位。浦和よりも消化が1試合少ない。
最近の試合内容について大槻監督は「再現性をもったところを数多く出せるようになってきたと感じています。それが精度を持ってできてきています。ゲームの強度のなかで出していければよりいい。練習から積み上げられてきているので、そこに自信を持ってほしいと思います」と手応えを口にした。
また大分戦に向けて、「この試合からアウェーサポーターの方々もスタジアムに来場できると聞き、浦和のサポーターの方々が大分までまた来ていただけると思っています。そういった方たちと喜びを分かち合えるように、みんなで頑張ってやりたいと思います」と、また一つ特別な試合になると位置付ける。
3バックの大分に対し、浦和は4バックで挑む。その駆け引きで上回ることが勝利の条件になる。
「システム上のミスマッチが、ウイングバックとシャドーで生じ、こちらの守備の立ち位置を迷わせる相手の狙いがあると思います。それに対しどのようにチャンネルを合わせていくか。スライドをしなければいけないシチュエーションも必ず出てくるので、それを全員で連動して、ワンラインではなく複数ラインでしっかり対応できればと思います」
大分戦から中2日でアウェーでサンフレッチェ広島戦に臨むが、感染症対策を含め様々な観点から検討した結果、一旦埼玉に戻って調整することを決めた。そこからルヴァンカップ決勝などもあり日程が空くが、アウェー4連戦となる。その緒戦、難敵である大分に勝利を収めて、上位陣にぐっと食い込んでいきたい。
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[取材・文:塚越始]