月給750万円以上、オルンガは元バイエルンFWの後釜として期待。カタールへの移籍決定目前
柏からカタールへの移籍が決定的と言われるオルンガ。写真:石田達也/(C)Tatsuya ISHIDA
母国ケニアでも話題に。
ケニアのメディア『ナイロビ・ニュース』はこのほど、カタール1部のアル・ドゥハイルFCへの完全移籍が近づいていると言われるJ1リーグ柏レイソルの同国代表FWオルンガについてのレポートを掲載した。Jリーグを席捲したストライカーは母国でも話題を集めている。
アル・ドゥハイルは20219年12月、バイエルン・ミュンヘンやユベントスFCで活躍したFWマリオ・マンジュキッチを獲得。しかしマンジュキッチは半年間プレーしたあと、2020年7月に退団していた。その後、チームは新たな攻撃の柱を探していて、今回、オルンガが後釜として期待されているということだ。
また月給は800万シリング(750万円)で、柏時代の倍以上になり、そこにゴール、勝利給などのボーナスも加算される。また違約金に関しては、10億シリング(9億4200万円)に設定されていたとも伝えている。
オルンガは1994年3月26日生まれ、ケニアの首都ナイロビ出身、26歳。193センチ・85キロ。2018年に来日し、2019シーズンはJ2リーグ30試合・27得点を記録、さらに2020シーズンはJ1リーグ32試合・28得点で得点王とMVP(最優秀選手賞)に輝いた。
アル・デュハイルは現在、カタール1部で8勝4敗(27得点・16失点)の勝点24で、アル・サッドから8ポイント差の2位につけている。過去には日本代表で10番をつけてきた中島翔哉(現・FCポルト)も所属していた。
Jリーグで久々に突き抜けた活躍を見せたストライカーなだけに、ヨーロッパの舞台で、どれぐらい通用するのかも見てみたかったが……。
Jリーグ勢にとっては、西地区ではあるもののアル・ドゥハイルが、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)での新たなライバルにもなってきそうだ。柏とのACLファイナルでの再会なるか――。
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[文:サカノワ編集グループ]