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マリノスがFWエウベルを移籍金ゼロで獲得か。バイーアの左ウイング、ブラジルメディアが報じる

横浜F・マリノスのサポーターと選手。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

3年契約の好条件を提示?

 ブラジルメディア『バイーア・ノティーシアス』は11月5日、ブラジル1部(セリエA)ECバイーアに所属するブラジル人FWエウベルが2021シーズン、横浜F・マリノスに完全移籍することが決定的だと報じた。同選手の仲介人が明かしたという。

 エウベルは1992年3月27日生まれ、ブラジル出身の28歳。身長170センチで右利きのアタッカー。これまでクルゼイロECなどブラジル国内のクラブでプレーしてきた。現在は背番号「7」をつけて、左ウイングを主戦場にしている。右ウイング、トップ下など2列目の他のポジションでもオプションとして起用されている。

 今季はブラジル1部リーグで17試合・2得点・2アシストを記録している。公式戦トータルでは、27試合・5得点・3アシスト。2018年からバイーアに所属して140試合以上に出場、3つのタイトルをもたらしている。

 記事によると、仲介人が2021年1月1日にはエウベルはクラブを去り、好条件のオファーのあった日本でプレーすることになると発言している。そのチームが横浜FMだという。

 同選手の契約は今年12月31日まで。フリーとして、初めての海外挑戦となる日本に向かうことになるそうだ。エウベル側が高い評価を得ていると喜んでいるのが、「3年契約」の条件が提示されたことだ。

 また、横浜FMからJ2リーグのV・ファーレン長崎に期限付き移籍したエジガル・ジュニオが以前、このチームに所属していた。

 横浜FMの「左サイド」と言えば花形のポジションの一つである。現在はエリキがプレーしていて、今季チーム最多の13ゴールを決めている。昨季はマテウス(現・名古屋グランパス)遠藤渓太(現ウニオン・ベルリン)がプレーし、多くのファンを魅了してきた。

 そのポジションで起用されることになるのか? エリキとエウベルの共存を目指すのか? それとも――。これからアジアチャンピオンズリーグ(ALC)も戦う横浜FMだが、2021シーズンに向けて動き出している。正式発表を待ちたいところだ。

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[文:サカノワ編集グループ]