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【川崎】90+5分、三笘薫が圧巻70メートル単独ドリブルから優勝へ大きく近づく一撃!「得点につなげられた過去最長のドリブルでした」

横浜FM戦のあとオンラインでの取材に応じた川崎の三笘薫。協力:川崎フロンターレ

ラストプレーで小林悠の得点につなげて“完璧なカウンター”を成立させる。

[J1 30節] 川崎 3-1 横浜FM/2020年11月18日/等々力陸上競技場

 J1リーグ川崎フロンターレのMF三笘薫が横浜F・マリノス戦、後半開始から途中出場すると1得点・1アシストの活躍を見せて勝利に貢献した。

 圧巻は90+5分のラストプレーだった。横浜FMのカウンターに対し、三笘が自陣ペナルティエリア前でボールを収めてピンチを凌ぐ。すると、そこから逆襲のカウンターを発動させる。 

  敵陣ゴール前までドリブルで持ち運び、チアゴ・マルチンスを股抜き。最後は中央にいた小林悠につないでゴールをもたらした。ボックス・トゥ・ボックスの完璧なカウンターを完成させた。

 三笘は試合後、次のように得点シーンとアシストを振り返った。

「(得点は)中に(レアンドロ)ダミアンがいて、そこにパスを出した相手に引っ掛かり、たまたま自分のところにこぼれてきたので、ダイレクトで打とうと決断しました。抑えて枠に飛んでくれて良かったです」

 そして最後の圧巻のカウンター――。相手を二人、三人とかわした約70メートルのドリブルは「過去一番の、最長ドリブルから得点につながりました」と言う。

「(気持ち良かった?)気持ち良いという感情はなかったです。クリアもできましたが、上手くトラップできて、スペースもあったので、前まで運べればリスクも抑えられますし、そのまま行きました。そこで相手選手が出てこれないと分かったので、ディフェンダーのところまで行き『股しかない』と抜きました。そして、悠さんが横にいて、自分で(シュートまで)行こうとも思いましたが、そこは確実にパスでつなげられて良かったです」

 豪快にビクトリーロードを突き進んだ。優勝に向けて、あと1勝。21日はアウェーでの大分トリニータ戦に臨む。

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[取材・文:塚越始]

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